基本マニューバにおける反省と訓練費の基本的節約方法

結局無線は聞き取れなくてダメ出し、聞いたことない無線指示が来る、トラフィックを教えてもらってもなかなか見つけられない等々ありつつも訓練空域で上昇下降、ターン、スローフライト、スローフライト(フラップあり)、ストール(パワーオン オフ)、スピンを数回に分けて実施していく。
初期のマニューバは人によって苦手なものが違ったり、躓くことすらない場合があるが、自分が一番苦戦したのはスローフライトだった。
進行方向の目標物を確認しつつ、キャブヒートON、パワーアイドル、トリムを3回ほど下に回す、少しずつノーズを上げて高度を維持する、55KTでパワーを1800RPMにしてヘディングをラダーで左右維持する。
ノーズアップの状態というのもあり、前が見にくい、ラダーではなくついエルロン操作をしてしまう(スローになるとエルロンがほぼ効かない)これがなかなか真っ直ぐにならず5回やり直した。教官からは「次でできなかったら時間切れだから次回の訓練に持ち越し」といわれた最後の一回でなんとかクリア、上手い人はきっと2回やってすぐに空港に戻っていたのだろう。



基本的に訓練は2時間予約で大体飛行時間が1~1.5時間で収まるように行われる。上記のマニューバ科目が言われた通り1回でできれば確認のためにもう一回実施、次回の科目や着陸の練習を少しだけ触れて帰還できる。
そのため全てを1回でできていればフライトタイムは0.8hで終わることもできる。うまくいかず、時間内にできなければ帰還、次回も同じことをすることになる。自分の場合、マニューバではやり直しこそなかったがスローフライトで機体がフラフラしてしまい1.5時間のフライトタイムになったことがある。他の科目でも1.2や1.3hになっている日があるのでどれも何度かやり直しをしたことになる。事前の準備をもう少しすればこの時間を節約できたかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?