【三吉梨香】繋げるように喋りたいな【アフタートーク】

不思議なことばっかりなんです

——あんまりじゃあ、インタビューを受ける側になる経験ってないんですね。

　はい……いやあ、みなさんよく喋ってくださるんだなぁって（笑）思いますね、そう思うと。

——なんかでも、意外だなって思うことがいっぱいあって。

　本当ですか？　どういうところが意外でしたか？

——後悔ばかり、失敗ばかりっていう。

　後悔ばっかり失敗ばっかりですよ～。本当ダメっぶりすごいですからね（笑）今になっても治ってないから。

——でも、そんな中でもたくさん、与えられるお仕事っていうのはもちろんありつつ、ご自身でもいろいろ模索されてたりするじゃないですか。それこそ（福島）空港でイベント※されてたりとか。

※福島空港 presents MUSIC GROOVE〜アン・サリー X’mas FLIGHT〜｜2023年12月17日（日）

　ありがとうございます。あれも本当にすごい出会いだなって思うんですけど。
　去年の12月のイベントなんですけど、その年の3月に私、空港に写真家の石井麻木さんの写真展を見に行ったんですよ。そのとき、空港で担当されてらした方が、（のちの）そのイベントの担当の方だったんですけど。写真展で名刺交換をさせていただいて、チームの皆さんと一緒にご飯食べに、麻木さんが「梨香さんもご飯一緒に行きましょう！」って誘ってくださって。初対面の方ばっかりだったんですけど、「お邪魔させていただいていきます」って。

　その5月に『MUSIC GROOVE』でBRAHMAN、OAUのTOSHI-LOWさんをお迎えしたんですけど、そのときに「なんか番組のイベントやろうよ」みたいな。私が「こういう番組のイベントを今やりたいんです」って話をしたときに、そう言ってくださったのをその福島空港の方が聞いてて、メールをくださって。「TOSHI-LOWさんとお話をされていたMUSIC GROOVEのイベント、うちでやりませんか？」っていう連絡をくださって、「わあ～！」と思って。

　イベントの開催時期とか、私が作ったコンセプトとかで、また違った形でのイベントにはなったんですけど、そういう形で繋がっていったので、すごく不思議な感覚で嬉しかったです。音楽で繋がってるっていう。それも多分、あの日写真展を見に行かなかったらなかったですし、あのときゲストに来てくださったTOSHI-LOWさんがそういうふうに言ってくださらなかったらそう思わなかったでしょうし。そう思うと不思議なことばっかりなんです。

——どこにきっかけが転がってるのか。

　そうですね。素敵な方々が自然と繋げてくださって感謝しています。あの福島空港のイベントもいろいろ、搭乗券作ったりとか、ボードのところに「ふくしまFM」とか番組のタイトル入れてもらったりとか。あれは本当、福島空港の皆さんがすごくいろんなアイデアと、やりたいことを全部形にしてくださる方々っていう……フットワークの軽い福島空港の皆さんの絶大なるサポートがありまして。ゲストで来てくださったアン・サリーさんと小池龍平さんもすっごい素敵な方で。

　無料のイベントだったんですけど……普通だったら雪も降っていたので、そういうときは無料のイベントの方が来ないことも多いらしいんですね。でも、椅子追加して出さないといけないくらい皆さん来てくださったので、それもすごく嬉しかったので、またやりたいです。また企画したい……です！　福島空港さん！（笑）

——（笑）ちゃんと書いておきます。

（笑）読んでくださるかもしれないですもんね。

——またどこに何があるか（笑）。

　どこに何があるか（笑）Flagmentを読んで。

——じゃあもう（イベントは）大成功だったんですね。

　そうですね、私の中ではそう思っています！　司会のお仕事などはもちろんそうなんですが、企画から、アーティストのブッキングから、ここまで自分が全エネルギーを注ぎ込んでやるって、一つ一つ立ち上げてっていうのはあれが初めてだったかもしれない、打ち合わせの段階から一つ一つ作っていったっていうのは。だから、そういうのができるようになりたいなとは思いますよね、もっともっと。

——機会があったらいいですね。

　ねえ。来てください！

——ぜひぜひ。

　そうだ、zanpanに歌ってもらえばいいんですよね。そうだそうだ。

——いつでも！　メンバー無理やり連れていきます（笑）。

　よろしくお願いします（笑）。

変わらない金曜日の雰囲気っていうのもすごく支えになっている

——今ちょっと『MUSIC GROOVE』っていう単語も出てきたんですけど、昔はレギュラー放送で、週一でやられてたときもあったじゃないですか。

　そうですそうです。よくご存知で。

——聴いてたので……DEPAPEPEのテーマ（『START』）が流れてきて。

　わあ～！　すごい！　そうですか。聞いてくださっていたんですね。嬉しいです！『MUSIC GROOVE』も、『RADIO GROOVE』と同じぐらいのタイミングで立ち上げて。『RADIO GROOVE』と『MUSIC GROOVE』っていう、「ラジオ」と「音楽」で。

——あ、なるほど！　そういうことなんですね。

　そうなんですよ。これは自分だけが知ってることなんですけど（笑）それで立ち上げて、毎週やってたんです。

——なので三吉さんには「金曜日の夕方」のイメージが強くあるんですが、ご自身としても思い入れがあったりするものですか。

　金曜日、そうですね。入社してすぐ、すっごく大きなミスをしてしまったっていうのも金曜の夕方の（笑）番組でして。で、2年目から担当させてもらった、「県内の人を迎えて……」っていう番組も金曜日の16時だったんですよ。だからすごく長い間、ずっと金曜日の夕方を担当していて。その一番最初に私が大きなミスをしたって言った番組が30分の番組ではあったんですけど、次の人に繋いで19時の『DJ.ナイクのe-TALK』のナイクさんに最後はバトンが回るっていう、その時間がすごく好きで。