癖毛を味方につけた日
2020年、自分に訪れた変化の一つとして、癖毛を活かそうと思いたったことがあげられる。
これは私にとって最近の大発見だったので、シェアしたいと思い、noteで一つ目の記事を書くことにした。
10代の頃から癖毛に悩まされてきて、ハイペースな時は3ヶ月に一度のサイクルでせっせと癖を伸ばし続けてきた。縮毛矯正歴は15年以上。毛量が多い上に剛毛で、広がりやすい癖が本当に扱いにくくて、梅雨時期とジャングルみたいな高温多湿な日本の夏がとにかく大嫌いだった。髪が上手くいかないと、その日一日も上手くいかなくて、雨の日と夏場ば私にとって「捨て日」といっても過言でなかった。
そんなこんなで、縮毛矯正をかけ続けている人にありがちな、面白みがなく抜け感のないヘアスタイルに満足することはなく、でもダメージケアとしてケラスターゼやアヴェダ などに大金を注ぎ込み続け、またいつ襲ってくるか分からない湿度に怯えながら(恨みながら)過ごす日々を送っていた。
そんな私を解放してくれた、複数のマインドチェンジャーが2020年にぽつりぽつりと現れた。
一つ目は、SNS上でリアルに自分の癖を公開し、その癖と格闘し手懐け、ヘア含めトータルでいい雰囲気を醸し出している美容師さんを複数見つけ出したこと。
天然の癖毛の上にハードなパーマをかけたり、癖を助長させるかのごとくコテで巻いたり、癖を嫌い、なんとか押さえつけようとし続けてきた私とは真逆の発想が斬新でかっこよくて、目から鱗が何枚も落ちた。
これら癖on癖手法を実践することで、ストレート万歳!ストレートが正義!という洗脳から抜け出し、あんなに憎んでいた湿度から解放される可能性を見出した時、一筋の希望の光がくっきりと見えたのは言うまでもない。
その後、癖毛を活かす路線を提唱している美容師さんの1人を訪問し、もういい加減縮毛矯正沼から抜け出したい、と吐露した。
私の癖をチェックした後、「ok!全然いける」という言葉と共に今までとは異なるアプローチでカットし、またスタイリングしてくれ、これがまた目から鱗だった。全てが終わった後、私のあの固くチリチリぱさぱさとした髪は柔らかで無造作なカールが施され、ウェット感がしっとりと髪を纏めあげてくれ、自分の癖が活かされたカーリーな前髪はシャレ感を付与してくれ、それはそれは大満足な仕上がりだった。
二つ目のマインドチェンジャーについてはまた後日。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?