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霧島での記憶を音にしたくて。


こんにちは!

前回の記事で霧島にまつわるお話を書かせていただきましたが、記事を投稿した後、ふと霧島で訪れた場所やその土地で感じたエネルギー、そして出会った人々との記憶を音楽にしたいと思いました。

久しく曲作りがストップしていて、作ろうと思ってもメロディは浮かぶけど一つの曲にはならないということが続いていたのですが。

霧島の曲を作ろうと思ってピアノの前に座った瞬間、流れるように色々なメロディが自然と指から紡ぎ出されていきました。

何かをイメージして作ったというよりは、何も考えずに生み出されたメロディが霧島での自分の記憶と自然とリンクしていったような、そんな感じでした。

曲の中には、雅楽の「越天楽」の要素も含めているのですが、今回初めて日本をテーマにした音楽を作ったこともあり、雅楽の要素を入れたくなったのかもしれません。

雅楽も、「何故か理由は分からないけど惹かれるもの」の一つです。
実は最近まで忘れていたのですが、大学の卒論のテーマも雅楽にまつわるものでした。

平安時代における音楽の発展が、その後の日本音楽の形成にどれほど影響を与えたのか、の様な内容だったと思います。

雅楽は、渡来人によってもたらされた唐楽や高麗楽の要素も取り入れつつ、日本人の耳や心に馴染むように形作られた音楽であり。
そしてそれは、他国と日本の要素を統合して作られた音楽なのではないかと思います。

古来より日本人の生活に欠かせない存在であり、日本の伝統音楽を象徴するような雅楽ですが、他国との交流なくしては誕生しなかった音楽なのかもしれません。

雅楽を演奏するということは、ある意味アジア諸国と日本のエネルギーをつなぐことに繋がっているのではないか、とふと思いました。

雅楽において使用する楽器は一つ一つに意味がありますが、それぞれが深い意味や役割を持ち、そしてまた、「統合」や「調和」、宇宙とのつながりとも密接に関連している。

雅楽を紐解いていくと、新しい時代へ移行している今の時代にとって必要な要素がたくさん含まれているなと思いました。

雅楽について話し出すと長くなってしまうので、今回はこの辺にしておきましょう。笑

話を霧島に戻しますね。

今回作った曲を、テーマは特に伝えず母に聴いてもらったところ、霧島の情景と誰かが舞を舞っている平安時代の情景が浮かんできたとのことでした。

雅楽のことを伝えていないのに、きちんと平安時代の情景が浮かんできてすごい!と一人で盛り上がっていました。笑

どの曲もそうですが、恐らく聴く人によって浮かんでくる情景やイメージが異なってくるのではないかと思います。

もしかしたらそれは、単純な頭の中のイメージではなく、その人の魂の奥底で眠っている忘れられないパズルのピースなのかもしれません。

霧島の曲が、少しでも多くの人の魂の扉を開けるサポートになれば嬉しいです:-)

それでは今日はこの辺で。


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