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TOEFL iBT自宅受験版の準備とハプニングへの対応

先日、TOEFL iBT自宅受験版を受講しました。
結論から言うと、「非常に良い」というのが感想です。

なぜなら、テストセンターへの行き来も不要で、好きな時間に予約でき、
周りのザワつきや空気の悪さに心かき乱される必要もないからです。

しかし受験日までにきちんと準備を整えることが必要です。
私の場合、なんと当日試験開始後にハプニングが発生し、試験開始が1時間以上遅れました!!

それでも焦らず対応することにより、なんとか最後まで受験できました。
ただし、試験当日に焦りはない方がよいので、
これから受験する方が混乱なくテストに臨めるよう私の経験を共有します。


1. TOEFL公式サイトからの申し込みと支払い

テストセンター受験と同様に、公式サイトでアカウントを作成します。https://www.ets.org/jp/toefl/test-takers/

その後、案内に沿って登録を続け、最後に受験料235ドルを支払います。決して安くない受験料。クリックするとき若干躊躇しますが、自分の明るい将来のためを思い思い切って支払いを進めましょう。支払いが完了すると、 Order Information というメールが送られてきます。

2.使用機器の確認、 ProctorUから受験日の申し込み

使用機器の確認と、支払い後送られてくるProctorUというシステムを使って受験日の予約を行います。https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/at-home.html

予約の際に絶対に間違ってはならないのは自分が受験するタイムゾーンです。日本で受験する場合 、「JST」、または「GMT +9」となっていることを確認しましょう。

希望する日にちと時間に合わせ検索をすると、15分から20分おきに試験があり、かなりフレキシブルに予約をすることが可能です。

週末はふさがっている時間帯もありますが、平日は空きが多いです。
24時間予約可能なので、朝方の人は朝に夜型の人は夜に受験を行うことが可能です。

予約をするとReservation Confirmationというタイトルのメールが来ました。

ProctorUにもう一度ログインをし、アカウントやパスワードに間違いがないか、予約時間に間違いがないか念のため確認をしておきます。
また、ProctorU トップページにあるTest your equipment送り、機器の設定が正しいかどうか確認をしていくと良いでしょう。

3. ETS テストブラウザーのインストール

Reservation Confirmationのメールにある、ETS テストブラウザーをクリックし、使用するパソコンに予めインストールをしておきます。

これであなたの自宅もテストセンターさながらとなりあす。
まさか自宅でこの画面を見ることができるとは、と試験当日に驚きました!

4.その他当日までの準備

必要な物品は以下の通りです。あらかじめ準備をしておきましょう。

・有効期限内のパスポート
・ホワイトボード、マーカー、イレーザー
 私は A 3サイズのホワイトボードを100均で調達しました
・大きめの鏡
デスクトップ画面を試験官に見せる際に必要となりますので、
少し大きめの鏡があると良いでしょう。
私は15 cm× 20 cm 程度の小さな鏡だったので
見せるのに少し苦労しました。

環境の整備も重要です。
誰も入ってこないプライベートの空間を確保する必要があります。
勉強部屋や書斎で行いましょう。当日は家族の協力も得て、
音を立てない、入ってこないようお願いをしていく必要があります。

また、カンニングをしていないことを証明するため、
部屋の中に本や書類などがある場合は片付けておくか、布か何かで覆って隠しておく方が望ましいと思います。
私は大きな布で書棚全体を覆うことで、試験官に不要な疑念を抱かせぬよう工夫しました。

5.当日の流れ

試験開始3分ほど前に、ProctorUの予約画面に「Start」が現れるのでクリックします。まずは、必要書類や環境整備ができているかといったチェックが入ります。

その後、試験官がProctorU のチャット機能を使い、パソコンや部屋の状況を確認します。

パスポートを見せろ、部屋の壁をカメラで順に見せろ、机の下も見せろ、デスクトップ画面を鏡に映して見せろ、など色々指示がありますので、一つ一つ対応をしました。

なお、試験官が遠隔操作で、スクリーン画面を消してノートパソコンの画面だけをオンにしたので、スクリーンをオンにしてほしいと依頼しましたが
受け入れられませんでした。
パソコンは大きい画面のものを使用することをお勧めします

試験官が私にコールをした時に音が全く聞こえなかったので、
それならばチャットで会話を続けましょうということになりました。あちらからはこちらの声は聞こえていたようです。

でも今思えばこの時すでにオーディオの設定が正しくできていなかったようで、その後試験開始後に焦ることとなるのです。

テストセンターでは担当者の案内を受け、黙々と試験を受けるだけですが、
自宅版の場合、試験管とチャットで会話をし、
向こうも急いで打っているので誤字脱字があったりして、
なんだかライブ感があり私は逆に緊張が和みました。

トイレに行きたい場合は、このタイミングで行かせてくださいと言えば行かせてもらえます。その後が長いので、遠慮せずにトイレに行きましょう。

トイレから戻り、いよいよ試験の開始です。「Good luck」 というメッセージと共にチャットを終え、いざテストへ。

6.試験開始後のハプニング

試験官が 遠隔操作で私のパソコンのETSを立ち上げ、
 ID とパスワードを入力すると試験が開始しました。

しかし、開始冒頭のオーディオチェック中、
何等か音が出るはずの私のスピーカーから何の聞こえないことに気が付きました。
慌ててProctorU 経由で試験官を呼び出し尋ねたところ
本当ならば音が聞こえていないといけないとのメッセージが来ました。

時間ばかりが過ぎていき、どうしようと少し不安になっていると、
無料のテクニカルサポートシステムで善処するのでちょっと待ってほしい、
一度試験は中断するというメッセージが届きました。
そしてそこから私はそこからひたすら待つことになるのです。

試験官からテクニカルサポートセンター担当者になかなか繋がらず
1回あたり7分ほどコール、その後次の担当者へ、というのを
3回繰り返し、担当者に繋がるのに30分ほどかかりました。

そこから担当者が私のパソコン画面を操作し、設定を変え、元の担当者のところへ転送されるまでに約1時間が経過していました。
結局、私の試験の開始は、元々の開始予定時間から1時間20分ほどが経過した頃でした。

235ドルも払って試験が受けられないのは最悪ですが、
受験さえできれば後は野となれ山となれと、焦ることも怒ることもなく、
腹をくくってひたすらに待っていました。

最後には無事に試験管のコールの音が聞こえたので、
きっとこれで大丈夫だねという結論になり、
よかったよかったでは試験頑張ってね!と応援されながら
再び試験に送り出されたのでした。

なんだか血の通った人と人同士のやり取りが多く、
なぜか本当に心が和み緊張するどころか
逆にエネルギーをもらったような気がしたくらいでした。

ここで重要だったのは、ProctorUを常に開けておいて、何か問題があればすぐに声を出すかチャットをして試験官を呼び出すということです。
自分一人で悩まずにすぐに助けを求めましょう。

7.気を取り直してもう一度試験開始

リーディング、リスニング、10分の休憩をはさんで、スピーキング、ライティングと 、試験時間は3時間10分となりました。10分間の休憩後、だいぶ待たされたという人もいたようですが、私の場合開始が大幅に遅れていたので、戻り次第すぐに開始となりました。

試験の内容や対策に関する参考情報は
ウェブサイトにたくさん溢れているので私の方では割愛します。

TOEFL iBT自宅受験版の準備に参考になりましたか?
慣れない準備や予期せぬハプニングにも負けず、
明るい将来のため、よいスコア目指して頑張りましょう!



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