手作り塩麹で発酵女子デビュー

「手作りごはん」「新鮮食材」がテーマの私がどうしてもチャレンジしたかったこと、それは発酵食づくり。中でもお肉をまろやかに、お野菜の甘味を引き出す不思議なパワーを持つ塩麴をぜひ作ってみたい!!と思い続けること数か月、ようやく願いが叶いました。先生は東京祖師谷大蔵にあるギャラリーカフェジョルジュの森さん。店内は絵画や工芸品並び、ピアノ、アンティークな家具はおしゃれな洋館の応接間を思わせる。ユニークなのは、森さんは2012年にカフェをオープンして以降、人の交流や学びを深める場にしたいという思いから毎週のように料理・芸術・音楽イベントを手掛けていることだ。例えば、パクチーやイチジクの生産者から作り手の想いを聞きつつ秘伝レシピを楽しむ会、ウズベキスタンの食や文化を学ぶ会、しかも、やらねばならぬという無理は全くなく、自然な出会いの中で森さんご自身が学びたいことや人にも共有したいことを遊び心をもってシェアする場という肩の力の抜けたイベントであるのがよい。

当日は世田谷や近隣の市区から集まった先輩奥様方5名とともに、塩麴の作り方や料理への使い方を学ぶ。もっと難しく複雑なものと思っていたが今は便利な時代で、米麹はネット通販で購入でき、米麹に塩を混ぜて冷蔵庫で10日ほど寝かせれば塩麴ができること、米麹と米を合わせて一定の温度で保温することで甘酒の元ができ、お酒やお料理のみならず天然の甘さを使ったデザートが作れることを学ぶ。森さんお手製のランチプレートには塩麴付け大山鶏、スパイスを効かせたお野菜のマリネ、お豆ごはん、甘酒とカボチャを混ぜたデザートなど体が喜ぶお料理が盛りだくさん!!ドライ野菜の作り方や保存方法も学び充実した休日ランチタイムでした。

森さんの上品でありながら飾らないお人柄、自由は発想で次々に面白イベント企画される姿から、たくさんの利益を生み出しはせずとも自分が知りたいことややっていて楽しいことを実践する場を作り出し、人を巻き込むことで生まれる新たな出会いや感動があることを学んだ。カフェジョルジュさんまでの域には達することは難しいかもしれないけれど、無理のない形で自分を幸せにする環境や場所、機会づくりをしていきたい。


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