東京に来た話
8年ほど前、高校を卒業して東京に来た。
将来のことなど微塵も考えず、なんとなく映画好きかなあ見たいな気持ちで専門学校に入った。
試験のために上京。学校のことは割とどうでもよく、とにかく映画館がいっぱいあることに驚いた。
古い映画も新しい映画も知らない映画もとにかくたくさんやっている。
今となっては普通になってしまったけどとにかくはしゃいだ。
そんな中試験の隙間をぬって見に行った映画が「丑三つの村」と「悪魔のいけにえ」だった。(どちらが先だったかは覚えていない。)
今思うと、上京という夢と希望でいっぱいであるはずのタイミングで、夢も希望もない、ひたすら人が死ぬいやな映画を見ているあたり、本当にダメな人間であったと思う。(過去形だけど今も特に変わらずダメな人間だ。)
全然関係ないけど今テレビでやってたミルコレメーカーデラックスすごい。
「悪魔のいけにえ」という映画は、楽しいことなど何も起こらない映画で、テキサスのど田舎に遊びに行った若者が、狂った食人家族に襲われて酷い目にあうという、救いも何もあったもんじゃない、ひたすら辛い映画だ。
だけど大好きで、映画館でかかるたびに見にいくし、DVDも買い、今度出るBlu-rayも予約してしまった。40周年記念Blu-rayだそうである。
はじめて見てから10年ぐらいたった。
そろそろこの映画が好きな理由がわかるだろうか。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?