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「メタルギアソリッド」と首を絞めて「うっうっ」の話

昔、実家から車で20分ぐらいのところに、ポプラ館というおもちゃ屋さんがあった。

ゲームもあつかっていて、プレイステーションの試遊台があった。

当時小学生だった自分にとって何より斬新だったのは、敵から隠れながら進むというゲーム性、ではなく、敵の首を絞められる、ということだった。

背後から近づき、□ボタンを連打すると、「うっうっうっうっ」と苦しんだ末に気絶する。(□一回押すごとに「うっ」一回)

死ぬほど笑った。友達と一緒に、片っ端から敵兵の首を絞めてまわった。子供は残酷です。

その後しばらく、買って遊ぶまではメタルギアソリッドといえば「首を絞めるゲーム」だった。

その数年後、ようやくプレステを買ってもらい、メタルギアソリッドも買った。

ようやくちゃんと遊んだメタルギアソリッドは笑えるし泣けるしハラハラするしすごく楽しいゲームだった。首を絞めるだけのゲームじゃなかった。

それからなんと17年もたって、とうとう(恐らく)最終作となるメタルギアソリッドVが出たわけです。

相変わらず首を絞めるアクションはある。

だけど色んな要素が増えたり、なくなったり、随分と様変わりした。

色んなことを考えて、選択して今の形になったんだろうなあなどと思うと17年、「メタルギア」から数えると28年、というのはいとおかし!

自分も色々選んで今があるわけですけどメタルギアぐらい進化したんでしょうか。

人の首絞めて喜ぶ大人にはならなかったので多少は進化したかもしれません。

けどたまに、かわいい女の子に首絞めて欲しいなあとかぼんやり思うことがあるので進化の方向は間違えたかもしれません。

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