香料会社の仕事って何

就職活動に香料会社を目につけた方、中々イイところに目をつけたかと思います。

香料会社に勤めてます。と伝えると知らない方は「香水を作る会社ですか?」とよく言われます。でも実際には香水を作らない場合がほとんどかと思います。

日本における香料会社とは、飲料や菓子などの加工食品や洗剤や芳香剤などを作っている会社に「添加物」として納めている場合がほとんどです。
しかも日本の香料業界は7割以上が食品に使用されている「食品添加物」としての香料です。
そして食品添加物と言うと、だいたいこう言われます。

何だか体に悪そう

ホントこれです。
これによって◯◯無添加、◯◯不使用が良い印象と良いクレームとして受け入れられているのです。

話逸れそうになりましたが、この添加物として香料を販売することが香料会社の主要な業務なんです。

販売先は冒頭に記載したように加工食品や洗剤などを作っている企業で、多くの方が生活の中で何らかの形で関わっているかと思います。

そしてこれらの企業は就職活動で高い人気のある就職先であり、倍率は高く入社に至る難易度はそれなりの上位になるかと思います。

それに比べて香料会社というのは知名度は極めて低く、大学の研究室の先輩であったり、教授などの紹介などのため倍率は比べるとかなり低いかと思います。

肝心の業務内容に関しては、例えば「イチゴ味のかき氷を作りたい」となった時にはアイスメーカーに入社した場合は、どのように販売するのか、どのような味にするのかなどを考えつつ開発を進めますが、実は決め手になるのは香料会社の原料・香料に大きく左右されるということです。

かき氷、よく思い返してください。氷を削ってシロップかけるだけですよね。

もちろんコンビニやスーパーマーケットの冷凍庫で売られているかき氷は作り方違いますが、大まかな考え方は一緒です。つまりはあの色付きのシロップの味が決め手であり、あのシロップに果汁や果肉は入っていません。

つまりは香料が決め手なのです。(回りくどくてすみません。)

最近の飲料は透明で味のついているものも多く不思議に思われるかとも思いますが、実は香料が活躍しているのです。

また賞味期限にも影響しており多岐にわたって香料の存在意義があるので、そのあたりの話を次回には書いていきたいと思います。

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