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首尾よくやるためには、根回しと貸しを作っておくことだよ

これは、コミュニケーションにおいて大失敗したわたしに、夫ががいったことば。
コミュニケーションを円滑に進めるには、したたかさも重要だよね、っていうお話。

コミュニケーションが得意だと思っていたわたし

わたしは、ヒトとのコミュニケーションは得意だと思っていた。

このコミュニケーション能力は、仕事を始めてからつけたものである。
実は元々、人見知りだ。
そのせいもあって、苦手な人と付き合いを避けたいという気持ちから、最低限の接触にすることにしていた。しかし、この最低限の接触がコミュニケーションエラーにつながってしまったのだった。
そこから、実は、この得意は「わたしにとって苦手ではないひと」とのコミュニケーションであることに気が付いた。

過去わたしが苦手な人と付き合う方法でお話した内容👆


首尾よくやるためには、根回しと貸しを作っておくことだよ

詳しくはいえないが、コミュニケーションエラーからちょっとしたトラブルに発展した。
そんな中、夫に相談して返された言葉、それがこの言葉だ。
「首尾よくやるためには、根回しと貸しを作っておくことだよ」
つまり、これはしたたかさ(強かさ)、戦略的なコミュニケーションが大切であるということだと感じた。
もちろん、嫌だから避けるということは、自分を守るためにはたしかに簡単だ。でも、こと仕事に関しては、円滑に進めていくことの方が優先度が高くなる場面が多い。


融通無碍自由自在、随所に主となれば立処皆真なり

コミュニケーションにおける「したたかさ」とは….?
そんな風に思いながら、ネットサーフィンをしてみた。
「融通無碍自由自在、随所に主となれば立処皆真なり」であるという言葉にたどり着いた。(ゆうずうむげじゆうじざい、ずいしょにしゅとなればりっしょみなしんなり)

「強かさ」と問われると、何時も思い出す語句がある。
禅の言葉である。
それは「融通無碍自由自在、随所に主となれば立処皆真なり」である。
どんな場合でも、どんな状況でも、どんな時でも、誰に対しても、何事にもとらわれず柔軟に主導性を発揮するという意味である。
仏教に影響を与えた紀元前4世紀の中国の古典「老子」がある。その中でこの禅の言葉の本質を「究極の強かさの象徴は“水”なり」と表現している。
老子は水の「強かさ」を3つの特徴でまとめる。
① 水はどんな容器にも自らの形を合わせる。究極のフレキシビリテーを発揮する。
② 水はいざという時は大きな岩をも削り取る力を創出する。
③ 水は周りにとって無くてはならない存在であるのに自己主張はしない、威張らない

「強かな」立ち位置とは何か? 戦略コミュニケーションの視座から考える

ヒトとのコミュニケーションを特に意識して書かれたものではないけど、この考えは対人関係においても適応できる考え方だと思う。

例えば、わたしのコミュニケーションエラーを例にとって振り返ると
「柔軟に」:
・テキストではなく、face to faceを選択する必要があった
・相手の特性を理解しておく必要があった
「主導権」:
・相手がいやな気持を感じさせないかかわり型をしておく必要があった
・コミュニケーションのハードルを下げておく
などが考えられる。


もちろん、苦手な人とコミュニケーションをとることは、ストレスを感じるし、できればしたくない。
でも、そこからトラブルになることはもっとさけたい。

だからころ、自分の失敗から、コミュニケーションを円滑に進めるには、戦略的コミュニケーション、したたかさを意識することが大切だと感じた。


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