つながり

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今日は友人の結婚式。

礼服を着て臨む。

シャツの第一ボタンも留め、ネクタイを締める。

ネクタイはいつもとちょっと違う。

結び方は同じでも、色がちがう。

真っ白だ。

革靴を履いているので、下半身は真っ黒。

マスクをつけているので、上半身は真っ白。

白黒はっきり分かれてる。

そう、タイピンをつけている。

いつもシルバーに輝くが、今日は特別。

金色と緑色。

ぼくの誕生石エメラルドが輝く。

親からもらったタイピンをつけた。

あー、ぼくはたくさんの人たちから。

つながってきたたくさんの仲間たちから。

何かを受け取ってきていることに気づいた。

それは、、、

想い

儚くて、尊くて、脆くて、強くて、

弱くて、優しくて、温かくて、

一つひとつ複雑に混ざり合った想いが

ときには相手を苦しめる

ときには相手に安心を抱かせる

ときには相手を依存させる

ときには相手に依存する

ときには相手の優しさに気づく

ときには相手の愛しさに気づく

けれども、それは脆いから

けれども、それは儚いから

なくなるときに初めて気づく

あぁ、なんて愚かだ

あぁ、なんて貴いんだ。

人とのつながりを感じるのは

つながりがないときと比較したときだ

だけど、それがあるからこそ、

人は、尊いんだろう。

生きているだけでいい

言葉にするのは簡単だ

でも、それを感じるのは

心だ

人と人がつながっていても

心と心のつながりがないならば

そこに真のつながりはないかもしれない。

ぼくは心と心でつながりたい

これはエゴだ

それでもいいからつながりたい

そんな世界がいいと信じているから