歌詞によって紡がれた言葉
言葉には、人の心にいつの間にか届いて、ハッとさせる力がある。
おはようございます。ふらっとです。
ふと、思い出した歌詞を読んでください。
暮れなずむ町の 光と影の中
去りゆくあなたへ 贈る言葉
悲しみこらえて 微笑むよりも
涙かれるまで 泣く方がいい
人は悲しみが 多いほど
人には優しくできるのだから
これは、海援隊の『贈る言葉』のフレーズです。
暮れなずむとは、完全に日が暮れそうで、なかなか暮れないでいる状態のこと。
空が紅く染まり、夜の紺色とグラデーションで覆われている。そんなイメージ。
去りゆくあなたへ贈る言葉というのは、恋仲にあった2人が離れていくことを示している。
悲しみこらえて微笑むというのは、つらさを紛らわせるために笑顔をつくっている状態を示している。
涙かれるまで泣くというのは、とにかく泣き続いている状態を示す。
人は悲しみが多いほど人には優しくできるというのは、ぼくは賛同するし、そうでないケースもあると思う。
それよりも、ぼくは「悲しみこらえて微笑むよりも涙かれるまで泣く方がいい」ということに、優しさが込められていると思う。
なんなら、悲しみが多かったからこそ、この歌詞は生まれてきたのだとさえ思う。
どんなに辛いことがあっても、その辛さを乗り越えたり、真正面から向き合わずに、その場から逃れて笑顔をつくることはできるだろう。けれども、自分にウソをついてまで、気丈に振る舞うことが果たして健康といえるのだろうか?
ぼくは、そんなことは信じられなくて、むしろ無理していると、その反動が怖いとさえ思う。
悲しみというものは、風船に貯まっていく空気のようなものだと思う。
であれば、泣くことによって、溜まっている空気を出してしまった方がよくて、そうすれば空気も少ない状態で色々なところに向き合える。大きくもないので、プレッシャーにもなりにくい。
すごくいいかもしれない。
最近、なんか引っかかる歌詞が多いと思う。
いい意味でも、えっ?という意味でも、、、
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