地域に居場所をひらくために

2022年4月、さいたま市で「子どもたちがすくすく育つことのできるネットワークをつくる」ために立ち上げた『すくもぐネットワーク』は、先日のすくもぐカフェ(子ども食堂)で第25回目の開催となった。


すくもぐネットワーク

すくもぐネットワークとは、地域に子どもたちがすくすく育つことのできるようなネットワークをつくっていくことを目的として立ち上げた任意団体であって、会員数4名という、めちゃくちゃ小さな団体である。

主な事業としては、子ども食堂事業、学習支援事業、居場所支援事業の3つからなり、それらに関連する事業も実施することができるようにしている。

組織

組織としては、法人とほぼ何ら変わりのないものだ。

会長、副会長、事務局長、会計、監査という役員によって構成されていて、それぞれ定数も定めている。

会長は団体の代表であるし、副会長は団体の副代表であるとともに、会長に事故のある時は、代わりに会長となる。といったルールも定めている。

他にも、事業計画書や収支予算書を書くだけでなく、会計規則なども定めているため、法人とほぼ変わらない方法によって、事務手続きや会計処理を行なっているというわけだ。

事業内容

すくもぐネットワークでは、大きく3つの事業を行なっている。

  • 子ども食堂事業

  • 学習支援事業

  • 居場所支援事業

それらについて、順にまとめていきたいと思う。

子ども食堂事業

子ども食堂事業として、行なっているものがすくもぐカフェだ。

すくもぐカフェは、令和6年7月13日までに全部で25回開催し、458名もの参加者(子ども、大人、ボランティア、地域の方々、スタッフの合計)となった。

毎回、作りたてのご飯を提供するために、調理スペースの確保できる施設を探して、現在の開催場所(八王子センター)を決定した。

開催時期も毎月定期的に開催し、毎月第2土曜の開催としている。この毎月第2土曜と予め定めたのは、定期的に開催することによって参加者にとって予定を立てやすいことと運営にとって告知がしやすくなることが大きな理由だ。

受付や開催案内については、公式LINEを活用するようにしている。
「参加してみたいな」といった想いがあれば、ぜひ友達追加してほしい。

学習支援事業

学習支援事業については、子ども食堂事業(すくもぐカフェ)の中で行うようにしている。

この理由も明確に存在していて、令和4年度に学習支援事業を行なったのだが、利用者がいなかったため、現時点では需要がないと感じたためである。

3ヶ月程度実施しても、利用者がいないものは少なくともその時点ではそこに需要はないという考えからだ。

一方で、いつでも再開できると感じていて、需要が確認されれば、学習支援等は可能であると思っている。

居場所支援事業

居場所支援事業については、主に子ども食堂事業(すくもぐカフェ)の前後で行うようにしている。

居場所には、参加者やボランティア、スタッフといった様々な人が出入りしていて、その中であらゆる交流が生まれる。もしも、その場所が開かれなければ生まれなかったであろう交流、交流したことによって感じ取る学びが、居場所の存在価値としては大きいと思っている。

少なくとも、利用者の中から「このような場所があることが助かる」「こんな場所があってよかった」という声が聞こえている以上、継続させなければならないと思っている。

現状と課題

現在、すくもぐネットワークでは、資金とボランティアが不足している。
原因としては、明確に理解できていて、資金不足は「収入が助成金または小さなものである一方で、支出はほぼ一定であるから」であって、ボランティア不足は「学生などの興味のある若者と繋がりきれていないから」である。

現在、助成金が充実していて、それらを活用することができているので、何ら資金に困ることはないのだが、もしもこの助成金が獲得できないとなれば、話は大きく変化していくだろう。

展開可能性

ぼくは、参加者の中から「これからも開催してほしい」、ボランティアさんから「いつまで続けるの?」という声が聞こえると、「これからも開催していきますよ」「少なくとも6年間は続けていきますよ」と話しているのだが、これは今の参加者が中学生や高校生となった時に、ボランティアとして参加してくれることを願っているからだ。

もちろん、彼ら・彼女らにも学習支援の需要が生まれれば、その支援も行うことができる。

登壇イベントの紹介

今回、子ども食堂をどのように立ち上げ、どのように継続していくのか?

今だからできることを話すイベントを開催することにしました。

『地域に居場所をひらき続けるために』

ぜひ、お申し込みの上ご参加ください。



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