【APOフェス】へいなかさん

今日はAPOフェス第3夜。登壇者はへいなかさん。

今日は「今まで言えなかった個人的な実践の話」についてお話してくださった。

2012年から少年院に就職。2018年に公認心理師を取得し、現在カウンセラーや放課後等デイサービスなどを行っている。

法務教官とは、『全寮制小学校の寮父(母)×教員×警備員』であり、職業指導や体育、行事、資格取得、面会等を行っているそうだ。

他にもいっぱいあるが、詳しくはこのnoteを読んでいただきたい。

矯正教育って、なに?

へいなかさんにとって、矯正教育とは、

『社会生活が前提』
・彼らはいずれ必ず社会に帰る。
・致命的な欠点を改善する。
『言葉と思考の獲得』
・思考力は適切な言語力から。
・言葉(文字)のやりとりを大量に。
『ルール<哲学』
・悪いことはわかってやっている。
・生き方を自律する【紳士たれ】
紳士とは、『世の中の法規よりも内側に自分のルールをつくっている人』だという。自分の信念で生きている人が紳士なのだ。

具体的な事例をもとに・・・

この後は、詳しい事例をもとにお話しくださったのですが、個人情報保護等の観点から名前などは記述しません。

事例1
『お前の本当に生きる道は左のサイドバックだからな』
チームの全体のために一番体を張るやつだ!もしもの時にバックアップをする奴だからな。みんながピンチの時に助けられるやつだからな。
そして、自分の行動をふりかえり、その背景まで気が付けるようになったのだそうだ。
事例2
『今でも尊敬している』と話し始めてくださった。
その子は、自ら内省ノートを書いてきたのだそうだ。次第に、4つのテーマを決めて、ゼロから何十回も考え続けていたのだそうだ。
そして、自分自身の行動をふりかえり、『相手の気持ち』や『物を仕上げて届ける』ことについて、考えることができるようになっていったのだそうだ。

教育手法

キレイゴトは言わない
マウント取る
逃げ道は残さない
僕への謝罪は求めない

基本方針

評価規準は社会
・困難を前提に必要な力を養う
・善悪や責任の議論に流されない
・資本主義を隠さない
自分で自分を鍛える力
・言語力&思考力(内省力)
・知的好奇心の再獲得
・健全な生き方のモデル
価値基準の多様化
・強さ、かっこよさの再定義
・お金、権力の再定義
・スマホ、マンガの再発見

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