毛利亘宏「小説 仮面ライダーオーズ」

 小説のタイトルは「オーズ」表記、公式には確か「OOO/オーズ」なんだよね。
 Kindleで再読。CSMバースドライバー届いて読みたくなったけど、貸していて手元にないので。バースXも観ないとなぁ。

 この小説仮面ライダーシリーズは若干当たり外れがあるが、オーズは当たり。メイン脚本家によるものではないが、サブとして参加していたし(悪名高いキタムランド回だが)その後のVシネ「復活のコアメダル」も担当している(賛否ありすぎたが)ので、資格は十分。個人的には宇宙戦隊こそすぐ切ったが、オーズ関連の脚本に不満はない人だったので刊行当時から特に不安はなかった。実際その期待通り三種三様楽しませてもらった。特に初読時のバースの章の衝撃! あるいは笑撃! 

 アンク、映司の章も「復活のコアメダル」を経て読むと思うこと感じる事はある。この頃は純粋にいつかの明日を期待していた……断っておくが、「復活のコアメダル」を自分は受け入れている。あれはオーズをちゃんと終わらせる(皮肉ではない)のに必要な内容だったと思うし、あれ以外では陳腐なものになっていただろうと思う。
 唯一「王」が「復活のコアメダル」のキャラと違う雰囲気ではあるが、重箱の隅だろう。他の登場人物らは容易に声も映像も脳内再生できるほど「仮面ライダーOOO/オーズ」している。
 もう随分前の刊行なのでファンはとっくに触れているだろうが、改めてオーズファンなら是非読んでほしい一冊だと思う。そういやこのシリーズ、初回配本かなりグダグダになってたなぁ……いつまで経ってもクウガが出なかった。

(アナザーオーズとバースヤミーのフィギュア並べてみたい)
(バースヤミーとか、食玩でも無理だけどな)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?