海外FX業者に対する所感。

金融庁が「警告書の発出を行った無登録の海外所在業者」という文書を公開しているのはご存知でしょうか。

自分は専門家ではないので詳しくありませんが、FX事業は金融商品取引法が定めるところの金融商品取引業にあたり、それを行うには事前の登録が必要とのことです。

XXX財務局長(金商)第nnn号

FX業者のホームページの最後に必ず載っている「なんとか財務局長~号」という情報がその登録で、その文言の真偽は同じく金融庁のホームページで確認できるようになっています。

さて、海外FX業者。ここでは無登録の海外FX業者に焦点を当てて、少しだけコメントをしたいと思います。

まず自分については、分離課税のわかりやすさと日本の法令という点から、こういった無登録の海外FX業者ではなく、登録済みの国内FX業者で口座を開設してきました。

そんな自分ですが、これまでに一度、無登録の海外FX業者でガチに働く人と話す機会がありました。

話す内容はITトピックでしたが、自分の興味が深い分野に関わる人との会議ということで、自分はこの機会を逃すまいと終始、その人の観察に必死だったと記憶しています。

そして今思い返すと、その時に得られた洞察は、

・やはりMacBook持ち、それ一択といった感じ。
・使っている社内ツールがやけにモダン。
・すごく紳士的、そして賢い。
・派手ではない。でも、どことなくお金がある雰囲気。
・持ってるペンや靴が高そう。
・日本国内にサーバーを置かないように気を使っている様子。

というものでした。

彼は終始いい人だったので、その彼に対してはそれ以上の印象はありません。しかし、自分が彼の働く海外FX業者で口座を開設し、そしてその口座を通じて取引を行うかどうかという点に関しては、疑問符が残りました。

彼の働く会社にも遵守すべき設立国の法令があり、そしてその法令を行使できる裁判所も存在するので、無法な契約の反故などは滅多なことではありえないだろうと推測できるのですが、それら拠り所がどうにも自分から遠くに感じられるという点が主な理由です。

一方で「働くならやっぱり金融系だな」と思う瞬間でもありました。Money talksは、この世の不変の真理です。

自分が自己責任原則の範疇ではありますが、それでも皆さんに届けたいアドバイスはこれです。

登録済みの国内FX業者と無登録の海外FX業者の違いは、レバレッジと税金だけではないですよ。

何かのお役に立てば。

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