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完全無料の教科書フリマアプリをリリースしました

はじめまして。

完全無料の教科書フリマ「Flash」を運営しております、中西と申します。

3月14日、3.14、円周率。
「無限に広がっていくアプリにしよう、円周率だけに」

そんな相方からの小洒落た()提案を受け、先日2024年3月14日に「Flash」をリリースしました。

今回のnoteではそんな「Flash」のご紹介と、延々と赤字が膨らむだけのアプリをリリースした理由について、綴っていこうと思います。


「Flash」をFlashするまで

※Flash:ぱっと思い浮かぶ、閃くひらめ

大学生活におけるベタなあるある

間近に控えた新学期に、心を弾ませる1年生から、卒業への絶望感に心が沈み込む4年生まで。共通して控えているイベントは履修登録と、それに伴う教科書の購入でしょう。

高校生の頃には知りも考えもしなかったですが、大学生の間では「教科書代が高すぎる」「教授の小銭稼ぎだ」なんて、もはや言い尽くされた、ベタなあるあるだと思います。

その為、学年が上がるに連れて教科書の購入者は減り、しっかりと購入する人もまずはフリマアプリを見るという人が増えていくはずです。

明らかに「先輩」から届いた教科書

かくいう私も、全教科書を生協で購入していた1年時とは打って変わり、まずは中古で、教科書を探すようになりました。

その日もフリマアプリを開き、すぐに探していた必修科目の教科書を見つけ、そのまま何の気なしに覗いた出品者の商品一覧ページ。

探していた教科書。

既に持っている教科書。

これから買うであろう教科書。

学部はおろか、学科まできっと同じ──誰かはわからないけれど、それは明らかに「先輩」のアカウントでした。

そのまま探していた教科書を購入し、後日無事探していた教科書が私の家に届いたのですが、そこでこのアイデアをFlashしました。

教科書取引の無駄を無くす

既存のフリマアプリでは、手数料や送料、梱包の手間がかかってしまう。

購入者は教科書の受け取りまでに時間がかかるし、出品者は売り上げを得るまでに時間がかかる。

しかしながら手渡しにすれば送料は無料、売り上げは当日その場で得ることができ、面倒な梱包や発送の手間がなくなる。

また既存のフリマアプリとは異なり、商品を教科書に絞り、手数料もなくしてしまう。

そうすれば、取引の迅速性が増し、新たな選択肢となり得るのではないか。

そうして、完全無料の教科書フリマ「Flash」は誕生しました。

完全無料の教科書フリマ「Flash」とは

手数料・送料無料、広告もゼロ

「Flash」は大学内で直接、商品と代金の受け渡しを行う、教科書に特化したフリマアプリです。

まずは3つの大きな特徴をご紹介します。

1.手数料無料
「Flash」では手数料が一切かかりません。今後も一生、少なくとも私たちが運営している間はずっと、0%のままです。

そもそもユーザー目線で考えた際、手数料がかかるのであれば既存のフリマアプリを使用し続けると思います。

2.送料無料
「Flash」では送料も無料です。厳密にいうと、大学内で手渡しをするので送料がかかりません。

「定期代かかってるし、送料無料じゃなくね?」

と、いわれてしまえばそれまでですが、既存のフリマアプリでは定期代+送料がかかるので、送料は無料であると考えています。

3.広告ゼロ
最後に、「Flash」では広告が一切出てきません。バナー広告も、ポップアップ広告も、完全にゼロです。

理由はシンプルで、鬱陶しいからです笑。

教科書特化の大きなメリット

出品に際し、既存のフリマアプリであれば、商品のカテゴリやジャンルといった、多くの入力項目が意外と手間になります。

「Flash」では教科書の出品に特化している為、入力項目は「教科書名」「商品状態」「書き込みの有無」「説明」「販売価格」のみ。

「教科書名」も教科書のバーコードを読み取れば入力する必要はありませんし、「商品状態」と「書き込みの有無」は選択式なので手間はかかりません。

叡智の流動性を高める

そもそも教科書代は高いのか?

冒頭、教科書代が高いことが大学生のあるあると書きましたが、果たしてこれは本当でしょうか。

確かに文系の教科書でも1冊3,000円くらいはかかりますし、授業では全く使わないこともあるので買わされている感覚があるのも事実です。

しかしながら研究を生業とする教授が執筆した、いわば叡智の結晶をたった3,000円で買えることを鑑みたら、むしろこれは安すぎるくらいです。

そもそも大学の位置付けは、高等教育機関なわけですから。

目指すのは「Flash」のない世界

だから私たちは、この「Flash」によって叡智の流動性を高めていきます。

教科書代の高さを仮想的に、手数料や広告費で小銭を稼ぐつもりは一切ありません。

実際、ユーザーが何人増えようと、延々と赤字は膨らんでいきます。

「高いから教科書は買わない」

そんな人に溢れるのではなく、まずは安く「Flash」で教科書を買える環境を整える。

「手間だから教科書は売らない」

そんな人に溢れるのではなく、まずは手軽に「Flash」で教科書を売れる環境を整える。

「Flash」を叡智への新たなアクセスポイントにする。

そして目指すのは「Flash」のない世界です。

叡智の流動生が高まり、多くの人が教科書に触れる世界が訪れれば、最終的に学生の知的好奇心や探究心は高まり、能動的に教科書が買われるようになっていきます。

全員が教科書を定価で買うことに不満を持たなくなれば、「Flash」はもうお役御免です。

そんな世界を目指して、まずは教科書取引に革命を起こします。


読んでいただきありがとうございました。
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