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ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021 タイムテーブル予想

※敬称略です

6月22日にROCK IN JAPAN FESTIVAL 2021の最終出演アーティストが発表になった。

今年はメインとなるグラスステージのみとなるため出演アーティスト数も1日8組かつ、
グラスステージの万単位のキャパを埋められると思われるアーティストのみに絞り込まれている。

そのため人気アーティスト勢揃いという一方で、例年グラス以外でのステージを賑わせているアーティストが枠の関係で出られないという現実がある。
今後年末年始に開催されるであろうCOUNTDOWN JAPANで今年のロッキンに出られなかったアーティストもフォローしていただけると個人的にもありがたい。

改めてラインナップを見ていくとロックバンド、シンガーソングライター、アイドル、ユニットなど様々なジャンルのアーティストが若手からベテランまで集っているのが目に見える。
宮本浩次やNUMBER GIRLのように第1回の2000年に登場したアーティストもいれば、
YOASOBIのような今回が有観客での初ライブとなるアーティストもいる。
(宮本浩次はエレファントカシマシとして出演)

その中で気になるのはタイムテーブルがどうなるのかということ。
例年だとタイムテーブル発表前のステージ割予想になるが、今回はすでにワンステージのみとなっているため全員がグラスステージという状態のスタートとなる。
そこで今回は出演順がどうなるのかというのを予想する事にした。

従来の予想ならフジロックの大きいステージの出演組やアイドルグループ系の組み方も考えて予想していくが、
・本来なら出演自体が起こりえないフジロックのヘッドライナー組の出演
(過去の場合はグリーンステージ出演組や他のステージでもトリ前以上の登場の場合は、
その年のROCK IN JAPANへの出演自体が無かったが、
2015年以降グリーンステージのトリ前々までであれば出演可能状態に緩和されている)
・前方エリア事前抽選実施のため従来のフロントエリアにおける場所取りの回避可能性が格段に上がる
上記の点も踏まえて例年の傾向を一度取り払って予想してみた。

8月7日
SUPER BEAVER→UNISON SQUARE GARDEN→Cocco→櫻坂46→宮本浩次→WANIMA
→the HIATUS→King Gnu

今回の予想で一つだけ願望込みで入れたのは「初日の1番手はロックバンドであって欲しい」ということ。
2年ぶりに開催されるフェスということもあり、1番手はガッツリと轟音を響かせて欲しいというところでSUPER BEAVERがトップバッターに合うなと思い予想に入れた。

また例年はかつて欅坂46として2017から3年連続トップバッターとなり、
改名後の櫻坂46もトップバッター候補かとも考えたが、
先に触れた前方エリア事前抽選実施となり、場所取り回避の可能性が格段に向上したためトップバッターから外し4番手に配置する事にした。

個人的にはトリの予想がこの日の予想を悩ませた。
トリに関してはKing Gnu、宮本浩次、WANIMAの3択で考え、
宮本浩次がGWのJAPAN JAM、WANIMAはSATANIC CARNIVALでそれぞれ直近のフェスでトリを取っていること、King GnuはCOUNT DOWN JAPAN 20/21のメインステージトリ予定だったこと。
この点を踏まえ、King Gnuのトリを予想する事にした。

最初はKing Gnuはフジロックのヘッドライナーということもあり、「流石にダブルではやらないのでは…?」という理由からトリ候補から外していた。

しかし途中で「そもそもそれならROCK IN JAPANに出すことをフジロックがOKしないのではないのか、OKしてるということはその可能性も踏まえたのではないか」と考えを改め予想をしなおした結果King Gnuがトリの予想で決断した。

8月8日
マカロニえんぴつ→KANA−BOON→BiSH→My Hair is Bad→sumika→YOASOBI→ASIAN KUNG−FU GENERATION→[Alexandros]

この日は今最も勢いのあるバンドマカロニえんぴつのトップバッターを予想。
有観客初ライブのYOASOBIは早すぎず遅すぎない6番手で予想。

トリはアジカンとドロスの2択から、10年代はアジカンがトリを取る頻度が高く(2010年代開催の夏ロッキン10回のうち5回出演で4回トリ)、かつ夏以外でもトリを取る機会が多いため、
[Alexandros]のトリを予想。

この日はトリ以外はスムーズに予想できた。

8月9日
サンボマスター→ももいろクローバーZ→マキシマムザホルモン→10−FEET→NUMBER GIRL→東京スカパラダイスオーケストラ→back number→あいみょん

この日は終盤の置き方によって文脈が大きく変わりそうだなと思い、予想していて良い意味で頭を悩ませた。

考えたパターンは10−FEETがトリでマキシマムザホルモンがトリ前のパターンと、
あいみょんもしくはback numberのどちらかがトリでもう片方がトリ前のパターン。
これによって、フェス全体のアーティストの組み方が変わる印象があり、
どちらのパターンにするかを悩み、後者のパターンを選んだ。

理由としては10−FEETはここ2015年から2019年までの5回中3回GRASS STAGEのトリをやっており、マキシマムザホルモンは2017年と2019年にGRASS STAGEのトリ前をやっている。

その上でどちらも夏ロッキンでメインステージトリの経験のない2組を後半に配置し,その中でback numberをトリ前にして、あいみょんをトリに予想した。
実はロッキンは女性シンガーのトリが少なく過去には2006年のCocco、2010年のYUKI、2013年のPerfumeの3組のみ。
後で触れる部分もあるが,今回は5日間あるうちの4日間はロックバンドがトリになると予想しており、1日は変えてくるのではないかと踏みこの日のあいみょんのトリを予想した。

あいみょんは2018年にBUZZ STAGEで初登場し,2019年にGRASS STAGEに進出。
その際に大人気のBUMP OF CHICKENの前というスロットに抜擢されている。
近年台頭している月額支払い制のストリーミング配信サービスを起点により人気を拡大し,日本の音楽シーンの流れを変えた一人だと個人的には考えている。

back numberも2010年代に台頭したバンドで数少ない東京ドームなどのドームツアーを経験しているバンドであり、フェスのメインステージトリにとても相応しいバンドだと思っており、
あいみょんトリ前・back numberトリという事も十二分に考えられる。

また1組だけ毛色の違いがあるNUMBER GIRLがどういうライブをするのか,どの番手で配置されるのかも特に気になるところ。

この日はどういう軸でタイムテーブルが組まれるのか個人的には一番気になっている。

8月14日
キュウソネコカミ→KEYTALK→ゲスの極み乙女。→フレデリック→きゃりーぱみゅぱみゅ→THE ORAL CIGARETTES→UVERworld→RADWIMPS

トリはRADWIMPSと予想。
初日のKing Gnuと同様にフジロックのヘッドライナーを飾るバンドがこの日のフェスを十二分な形で締め括ると予想。

これまでにも「前前前世」や「なんでもないや」が大ヒットし紅白歌合戦にも初出場した翌年のロッキンでは最終日の大トリを務めた実績もあり,磐石のライブで締め括るのではないかと見ている。

この日はトリ前のUVERworldとトリのRADWIMPS、さらにこの2組の前はTHE ORAL CIGARETTESという予想はすぐに決まった。

全体の流れとしてはトップバッターはキュウソネコカミのゴリっとしたロックで会場を熱くして,その後はダンサブルな流れが中盤まで続き,最初にあげた3バンドの流れに突き進むと予想。

5日間の中で個人的な予想のスピードは一番早かった。

8月15日
ヤバイTシャツ屋さん→04 Limited Sazabys→Little Glee Monster→クリープハイプ→Fear,and Loathing Las Vegas→MAN WITH A MISSION→LiSA→サカナクション

この日はサカナクションがトリとなり,5日間の締めくくりになることを予想。
その前は近年の大ヒットで人気がさらに大きくなっているLiSAを予想した。

サカナクションは2013年に初めてグラスステージのトリを飾り,その後出場した3回全てでグラスステージのトリを取っており,なおかつ他のフェスでもメインステージのトリを務める事も多く,「フェスの夜」「フェスの締めくくり」というものをより深く認知している印象があるので,5日間の大トリに予想した。

LiSAは2015年に初出場しており,そこから毎年動員数を伸ばして個人的には「次にGRASS STAGEに行くアーティスト筆頭」でここ3年は見ていた。
元々人気は十分高かったが,2015年に「Rising Hope」でミュージックステーションに出てからは元々人気のあるフィールドから支持を広げ,近年の「紅蓮華」やレコード大賞も受賞した「炎」などで支持が高まっているLiSAをトリ前に予想した。

この日は先の2組以外でLittle Glee Monsterがどういうライブをしていくのかがとても気になるところで,過去にフェスやインストアライブを見た事があるが歌の表現力が年々高まっており,特に猛者が多く集まるグラスステージでどう響かせるのかがとても楽しみなところ。

タイムテーブルとしてはヤバイTシャツ屋さんと04 Limited Sazabysが痛快なビートを響かせて始まり,Little Glee Monsterとクリープハイプの軸は違っていながらも歌をメロディをより聞かせてくれる2組からの初グラスのLas Vegasと2018にトリ経験のあるマンウィズの分厚いサウンドで心を捉えて,LiSAとサカナクションでフィナーレと踏んでいる。

個人的にはこの5日間がさまざまな面で無事に成功して,年末のCOUNTDOWN JAPAN,そして来年以降より開けた状況で音楽フェスが出来るようにということを願ってやまないです。


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