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何歳になっても「やってみます」の精神で

(写真はフレネルさんの作品です。シジミチョウいいですね♡)
私は、以前、小学校や幼稚園、保育園などで、日本や外国の昔話、創作のおはなしを、「覚えて語る」という活動をしていました。

今はしていないので、なんとなく罪悪感のようものがずっと自分の中にあったのですが、前回「鳥呑爺」のことを書いたら、その気持ちが軽くなって、恐れを手放すことができました😊
好きをしてくださった皆さんのおかげ、感謝です♡

その経験から、子どもたちを非常に強い力で引きつける「おはなし」には、私たち大人にとっても、大事なものがあるなということに気づきました。
そういう優れたおはなしは、なぜかあまり知られていませんので、以前の記事にも書いていますが、これからも少しずつ書いていこうかなと思います。

力があるおはなしの中でトップ3に入るのが、
イギリスの昔話 「かしこいモリー」です。

私が覚えたのは、「おはなしのろうそく1」(東京こども図書館編 松岡享子訳)にのっているものです。


親に捨てられた3人の女の子、一番年下のモリーが大活躍するおはなし。
勝ち気で、腹の据わった存在感、輝くような明るさを持っているこの小さな女の子は、聞き手である子どもたちと、語り手である私の間に、何度も魔法の時間と空間を与えてくれました♡

王様から与えられる命がけの課題,
次第に難易度が高くなる課題に、モリーはその都度
「やってみます」
と答え、勇気を持ってひとつずつこなしていき、
自分だけではなく、お姉さん2人までも幸せにするという、なんとも豪快で気持ちの良いトリプルハッピーエンドのお話です。
途中はなかなかに凄みがあります。なんと言っても「人食いの大男」がでてきますから(笑)

新しいことにチャレンジするというのは、年をとるほどハードルが高くなりますね。現状維持が好きな脳みそは「人食いの大男」並の抵抗をしてきます(笑)
でも、ふっと浮かんできたことというのは、たぶん自分の魂からのメッセージだと思うのです。なのでとりあえずモリーと同じようにやってみると、幸せの扉が開く感じがしますね。

外国に留学するとか、そういう大きなこともすばらしいですが、とても小さなことでも、
「もう歳だから」とか「恥ずかしい」とか「みっともない」とか思わないで、
「やってみます!」の精神、持っていたいなあと思います。

noteの中にも、そういう方がたくさんいて、刺激をいただいて感謝です。

努力を伴う夢も、「やってみます」の精神を持ち続けたいなと思います。

好奇心を枯らさずに、常識にしばられずに、どんどんどんどん、自分の心を広げていきましょうね。

「人生を楽しんでいる大人」が増えることが、子どもたちへの何よりの贈り物になると思います。

小学生のお子さんがいる方は、ぜひ「おはなしのろうそく」読んであげて欲しいなあと思います。小さくて地味ですが、翻訳もすばらしくとても良い本です😊
図書館の児童書コーナーにもあります。

最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。
良い日になりますように♡







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