さいわい、さいわい、さいわい
「宝化け物」という昔話があります。
お金持ちだった家の床下に埋められている
金や銀や銅の精霊がでてくる
ハッピーエンドのお話です。
大分県臼杵市の昔話です。
「日本昔話百選」(三省堂)
「子どもに語る日本の昔話 3」(こぐま社)
床下に埋められていた宝の精霊たちが、
「はやく世の中に出て、人々を喜ばせたいと
思っているが、それができずに苦しんでいた」
というところがあります。
これは、そのまま「お金」というものの性質を
表していると、取ることもできるかなと思います。
お金はただそこにあっても、
何の役にも立ちませんが、
例えば、新鮮なお野菜を買って食べれば、
未来の自分の健康に役に立ちます。
その使い方を間違えなければ、お金は、
自分の幸せ、生命エネルギーを
拡大させることができる。
それによって、お金が喜ぶ、生きるということ
かなと思います。
それと同じように、このお話には、
もうひとつ意味が隠れているのではと、
私は思いました。
それは、私たち皆が持っている
潜在能力のことです。
私たちは、どんな人にも、その人なりの魅力、
持ち味があります。
どんな状況の人も、既に
「人のためになる宝」を持っているのです。
そしてそれは、その人の「好きなこと」
「惹かれること」の中に眠っているのではと
思います。
もう既にその宝を生かしてお仕事をされている方も
おられますが、
古い価値観の中で、
比較されることになれてしまうと、
「好きなこと」に行き着くまでに、
自分へのダメ出しや、
人と比べて落ち込んだりして、
エネルギーが尽きてしまうんですよね。
私もそうでした。
でもそれって、本当にもったいないですよね。
その「好きなこと」「惹かれること」が
仕事に結びつかなくても、
「人生の喜び」になるだけでも、
その人と、周りの人のために役に立ちます。
明るい光になることができますね。
この「宝化け物」というお話で、宝の精霊たちが
出てくるときに唱える言葉があって、
それが
「さいわい、さいわい、さいわい」なんです。
私はこの言葉が大好きで、寝る前に唱えると、
なんだか幸せな気持になります。
今日あったうれしいこと、ありがたいなあと
思ったことなど、三つ以上見つけるようにして
「さいわい、さいわい、さいわい」と
唱えながら眠りにつくと、良い感じです😊
それでは今日もあなたの持ち味を生かせるように、
時々、深い呼吸を意識して、
笑顔を増やしてくださいね。
読んでくださってありがとうございます。
良い日になりますように♡
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