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🧠【ないものねだり】全ての感情を差し置いて不動のトップを飾るのが「めんどくさい」なのだけれど


そのめんどくさい行為をしている人を見るのは割と好きだしなんなら羨望の念すら抱いているのである。

丁寧な暮らし系YouTuberなどがその最たる例なのだが、丁寧な暮らし系YouTuberとは

綺麗に整ったオシャレな部屋で今の時期であればクリスマスツリーに飾るオーナメントを手作りしたり、
オーブンなど使い時間を掛けて手の込んだ料理を作ったり、
メラミンスポンジなど使わずわざわざ洒落たほうきや昔ながらの雑巾で家中掃除したり、
土釜で米を炊いたり(もちろん30分浸水させてから)、

っとまぁ、そういう感じの動画を出している人達の事である。

ちなみにこの言葉はワイが勝手に総称しているだけで一般的な呼び方では無い。がしかし、伝えたいことはなんとなくイメージ出来たであろう。

彼らから180度真逆にいるワイからすると彼らの一挙一動全てがめんどくさく感じるわけで、

動画という表現の中の虚構だとしてもそもそもそのコンセプトで動画を作ろうと志すには少なくともこれらの行為をめんどくさいと感じない人間性が必要なのではないかなどと考える。

するってぇとだな。

この世の中には、1年に1度しか使わないようなモチーフのミニチュアを購入したり、匠の作った質の良い皿を何枚も持っており料理に合わせてそれらを使い分けていたり、豆を挽いて珈琲を入れたり、

随分とセンスのある気の長い人々がいるもんだなどと妙に感心してしまう次第なのである。

ご自由にお取りくださいと道路の片隅に置かれた汚いダンボールに入っていた醤油皿を何年も使い続けたり、
首を温めるピンク色のあずきカイロの上にお気に入りのぬいぐるみを飾ってたり、
レールのビスが抜けて開けっ放しでクローゼットを放置しているような

そんなズボラなワイが天地がひっくりかえっても足を踏み込めない世界がそこにある。

ただ唯一、彼らに勝てるとしたら狭い部屋の割に大量の温活グッズ(こたつ、電気毛布、電気座布団、電気ブランケット、加湿器、大量のカイロ、着る毛布etc)がある点、それ1つだろう。

オシャレな部屋は寒々しい。


めでたしめでたし。

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