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【🧠センシティブな話】半身不随の患者さんとワイ

と今日はミンゴMTGで決めた月1ネコ美の脳汁投稿日なのだが、脳汁的考えがなんも思い浮かばない。

そもそもネコ美の脳汁というコンテンツはワイネコ美がたまたま目についたり耳にした社会派な出来事や

宇宙スピリチュアルオカルトなトピックにおいて個人的解釈をあーだこーだこねくり回してお届けするというコンセプトなので

ピンとくる元ネタつまり食材がないと美味しいハンバーグも餃子もカレーライスも作ることが出来ないのである。

という前フリを経て、どーにかこーにか過去の記憶を辿ったところ、1つ非常にセンシティブな話題ではあるが思い出したことがあるので今日はそれについて話そうかと思う。

とある歯科医院での出来事だ。
その日の夕方、高校から大学生くらいの男の子が来院した。

診察室へ移動してもらっている時にすぐにワイは異変に気がついた。彼はどうも上半身が麻痺しているようだった。

ワイから見て左側の腕が右側に比べて圧倒的に動きがぎこちない。

彼は矯正の治療で来院していたので、そのぎこちない左手に持っている入れ歯入れの様な形のケースに入った矯正装置を受け取ろうとした。

しかし、何を思ったのか彼は不自由な左手と自由な右手を使ってけしてスムーズとは言えない動作でケースを開けてよこそうとしたのである。

この時すぐに「開けなくていいよ」と言えば良かったのかもしれないが一生懸命手を動かしている彼を見るとそう安易に言える雰囲気でもなかった。

なのでその勇姿を数分間ただただぼんやりと眺める時間を過ごした。

その悠久の時を経て開けたケースをワイに手渡してきた。

ん?中身が空だ。

ケースだけ持ってきて中身を忘れることは割と頻繁にある事なので忘れたら忘れたでいいのだけど一応院長に伝えておかなくてはならないので

あれー中身入ってないよ。

と伝えた。

そしたらだ、その言葉を待ってましたと言わんばかりに彼はしたり顔で「口の中に入ってます」と言い放ったのである。

はぁ?

矯正装置も入ってないケースをわざわざ時間をかけてまで開け、その上こちらが騙されたと言わんばかりのその顔。

舐めてんのかクソガキが。

正直ワイは一瞬そう思った。
半身不随なのはたしかに不便だと思うし同情もする。色んな場所で色眼鏡で見られた事も沢山あっただろう。

でもな、障害があろうがなかろうが人を出し抜く事で他者とコミュニケーションを取ろうとするお前のやり方は非常に気に入らない。

今は親の庇護下で安全ぬくぬくと日々を過ごしているから不具合は感じないと思うがその安全地帯から1歩でも足を踏み出してみろ、そんなお前のことを相手してくれるやつは一体どのくらいいるだろうな。

結局のところワイは彼が帰るまでずぅっとモヤモヤしてしまったのだった。


めでたしめでたし(   ᐕ)

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