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🧠【拝啓 脳汁読者様】文章を書くということ


これは喋ることと同じく、ともすれば自らがこれまで築いてきた僅かばかしの評判を一気に落としかねないリスクを孕むことだと常々心に刻んでおるのですが、ではなぜそんな危険を冒してまで文章を書くのかと言いますと、それしか出来ないからであります。

絵は下手っぴだしそもそも描くのもそんな好きじゃない。立体を作るのにも飽きてしまう。

そんな中で文章を書くという行為は上記に比べると少しばかしではあるが続けていけそうな気がするのであります。

と言いますのも、常に頭の中で何かしらグルグルと考えている節がありまして、これが一般的この世の理と考えていたのですが、ある時目上の方にその話を申し上げた所「そんな事誰も考えてないよー」とのご指摘を受けまして、もしかしたらこれはワイを含めた一部の人間の癖なのかもしれないと思い至った訳であります。

そこで勝手に浮かんでくる言葉を人様にも分かるように咀嚼し体裁を整えてみた所、ほうらごらんよ脳汁一丁あがりという具合に落ち着いたのであります。

ただ冒頭申し上げたように文章に表すことはリスクを伴う行為でして、もちろん絵や立体でもそうなのでしょうが、なにぶん言葉というものはその他のクリエイティブ作品に比べると正解不正解が明白だと思っている人が大勢おります故、下手なことを言ってもみなさい、半刻と経たぬうちにぐんぐん燃え上がるのであります。

もうこれは致し方のないことと言ってしまえばそれまでなのでしょうが、ここまで頭の中の恥ずかしい自分をさらけ出した結果が消し炭だなんてそんな悲しい事ありませんよ。
トホホ…

しかしながらワイのように絵も描けない飽きっぽい人間は羞恥心を捨て戯言世迷言を世間に垂れ流し青山テルマの如くワタシハココニイルヨと黄色いハンカチをぶんぶん振り回してアピールをする以外に世間様に知っていただく方法はないのであります。

だからワイがやるべき事はただ1つ。
できる限り誤解を与えないよう言葉のチョイスに細心の注意を払うただそれだけなのであります。


かしこ

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