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パチモンのメモ帳

ワイはデジタル音痴だ。
だから基本ネットを使うあれやこれやは全て相方のウオ田さんに任せている。

しかし今年に入って有意義にSNSを運用しない事の勿体なさに気づき…

いやカッコつけるのはよそう。

売れていないにも関わらずせっかくの宣伝ツールであるSNSも有効活用していないプライドの高い自分たちを変えたいという思いから、1ヶ月前からX(旧Twitter)を始めとする今まで眠っていたSNSをゴリゴリにぶん回すことを始めた。

そのお陰か5月末2週連続で行われた同人誌イベント(文学フリマ、コミティア)ではまずまずの集客と売れ行きであった。
( 」゚Д゚)」<ミンナアリガトン

味をしめた我々は、イベント終了後既存のSNSだけでなくpixivが運営するファンボックスもこれまで以上に投稿頻度を上げることにした。

そこで問題となるのが2人で運用している点である。
先述した通りデジタル音痴のワイは自分のTwitter以外ほぼ全てウオ田さんに丸投げだったので恥ずかしながらファンボックスのログインパスワードすら知らなかった。

でも、ワイは生まれ変わったんや。以前のワイとはひと味もふた味も違う!

ということで、ウオ田さんを迂回せずスピーディに投稿する為にもpixivファンボックスにインすることを決意した。

パスワードを入手し、いざログイーン!( 。・ω・。)ノ 凸ポチッ

は、入れないだと…

ファンボックスはワイを拒否したんや。
あれだけ邪険にしていたのだから今更擦り寄って来んなよってか。ワイは出鼻をくじかれ早速やる気がスピードダウンした。

しかし、ファンボックスで自分も投稿する!と言い出したのは疑いようもなくワイ自身だったのでここで挫けるわけにはいかない。

30分の殴り合いの末、I Won !!ようやくログインに成功した。
既に「もうやめて。ネコ美のライフはとっくにゼロよ」といった満身創痍な状態ではあったが、ワイの目的はファンボックスにログインすることではなくファンボックスに投稿することなのだ。
ここで諦めたらマラソンをスタートラインで棄権するようなものだ。

1度膝をついた自分を奮い立たせ投稿記事をスマホのメモに書き綴り始めた。

記事を書き上げたワイは予約投稿すべく熱戦の相手ファンボックスにログインした。

昨日の敵は今日の友である。

勝者の余裕とでも言うのだろうか意気揚々と鼻歌交じりでメモからコピーした記事をペーストしようとしたその時である!!!!

ペーストが出来ない…
嘘だろおい。

一瞬絶望しかけたもののワイの脳内仙道が「まだ焦る時間じゃない」と語りかける。
そうだ、きっとちゃんとコピー出来てなかったんや!

メモに戻り再度コピー。今度は慎重に間違いのないように確実にコピーした。

ペースト出来ねぇえええええええふじこふじこ

1時間かけて積み上げたブログを浜辺に作った砂のお城のように無常にも波にさらわれるイメージが頭に浮かんだ。
そんなことってないよ…

ワイのライフは-100である。こうなるともはや0だった頃が懐かしい。

その時、放心状態のワイに天の声が囁いた。

˙˚ʚ✞ɞ˚˙コピーが出来ないならスクショして貼り付ければいいのよ~

それだ!ワイは早速区切りのいいところで分割してスクショを撮りまくり、見栄えはともかく何とかメモからファンボックスに記事を移行することが出来た。
コペルニクス的発想の転換┗(^∀^)┛

次の日、職場でウオ田さんにその話をしたら、「ぜってえ嘘!」と罵られた。

「嘘じゃないもん!ほんとにメモからコピペ出来なかったんだもん!」

「だって俺もiPhoneの黄色いメモからいつもコピペしてるんだぜ。同じの使ってて出来ねぇはずねーじゃん!嘘松おつ!」

ぐぬぬ:( •ᾥ•):
ワイは悔しかった。何が悔しかったってあんなに大変な作業をして投稿したにも関わらず労いの言葉1つすらなしに、なんなら嘘つき呼ばわりである。

本当にコピペ出来ないことを証明するためワイは自らの携帯を見せた。

「おいいいいいwww何使ってんだよそれ(爆°∀°笑)パチモンじゃねーか(爆°∀°笑)」

ワイが今まで何年も使い続けていたメモ帳はiPhoneデフォルトではなくてパチモンだった。

あー、通りで時々コピーすら出来なくなるわけだ。


ウオ田さん、何から何までありがとうございます!(´▽`)
おしまい(   ᐕ)

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