見出し画像

恋の"指し掛け" (ミリシタメインコミュ85話)

封じ手、をご存知でしょうか?

将棋や囲碁などで対局が長引いた場合、次の日に持ち越しするためにする手順のことです。
具体的には、その日の最後の手を打たずに紙に書いて封筒にしまい、翌日開封します。
相手は翌日になってから初めてその手を知ることになります。
将棋や囲碁は畢竟、限られた時間の中で相手の指す手を読み自分の指す手を考えるゲームです。その一方の手が示されている状態で一晩中考えることができたとしたら、かなり有利といえるでしょう。ですからその不公平を無くすために、封筒に入れて"指しかけ"にするのですね。

美也 10年後の私が、やっぱりフラムPさんのことを好きだったら……
メインコミュ85話より

ひるがえって、我らが宮尾美也がコミュで示した言葉「10年後プロデューサーのことが好きだったら、その時は、告白をしてもいいですか〜?」
これは、将棋でいう封じ手にあたるのかどうか?という疑問が湧いてきます。

どうですかね。
封じ手というよりは、積極的に晒して持ち時間も決めてゆくことで、今後10年間自分の事(次の手)を考え続けるように仕向けてはいませんか?

現状、宮尾美也としてはミリシタプロデューサーに対して好意を抱いていることは間違いないのですが、正式にお付き合いを申し込める状態ではないことも理解しているでしょう。アイドルという立場もありますし、何より同じ765プロにライバルが多すぎます(笑)
そこで敢えて、「プロデューサーへの好意は封じました」と表明することで、なし崩し的に対局を始めてしまい、恋の"指しかけ"の状態を作り出そうというわけです。
…とんでもない未送信lettterだな、宛先も中身もはっきり書いてあり相手にも伝わっているのに、まだ未送信扱いなんですよ。ズルくないですか?(褒め言葉)
"All is fair in love and war."
といいますが、まさにそれ。将棋や囲碁はお互いに公平でないといけませんが、恋と戦争は若干ルールが緩和されてるようです。

余談ですが

ちなみにここまでの話、あくまでミリシタプロデューサーが美也の好意に対して真摯に受け答えできていたら、という前提が必要になります。
そう。本当はまったく美也を相手にする必要なんかなくて9年11ヶ月間フリ続けて青羽美咲と結婚する未来もありうるんです。
しかし畢竟、人生は限られた時間の中で、相手の指す手を読み自分の指す手を考えるゲームです。
相手の気持ちに対してきっぱりと強い姿勢で早い段階で拒否することが、誠実な態度と言えるのではないでしょうか。
でも、こういった年頃の女の子の気持ちは大切にしてあげたいですよね。よく分からないというのであれば、わた17歳の現役女子高生が相談にのりますよ♪いつでもお電話くださいね!

(トイレから戻ってきたPが異変に気付く)
ちょっと、春香ァ! 勝手にオレのパソコン見るやめろなー!

ニコニコ動画へのリンク
ミテマスヨー sm2712739