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詩のようなもの

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詩の定義が自分の中で曖昧なので、自分が書いた中で詩だと思われるものを集めました。
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2021年7月の記事一覧

【詩】 RGB

一人、青いソファに沈み 今日もまた 赤と緑と青のピクセルになって 世界を泳ぐ。 ボタン一…

【詩】 白いタイル

白く滑らかなものに触れて 目覚める自我を並べて 繋ぎ目に接着剤を流し込めば 出来上がるは…

【詩】 日常の渦

ぐるぐる回る地球 ぐるぐる回る時計 同じ道をぐるぐる回る日々 何もかもが回る渦の中に 真…

【詩】 Rainmaker

雨が降るなと願えば願うほど 降ってしまう心の雨は 乾き切った何かを 潤すものなのだろうか…

【詩】 更

生きたいと死にたいが 共存する思春期は竜巻 周りの全てを巻き込んで 残ったものは 更地か…

【詩】 灯りが消える

灯りが消える。 目の前にあった世界の輪郭が消える。 ついでに 今日の僕も消えてしまえばい…

【詩】 息をする事

僕の吐いた息は 何処へ行くのだろう 海を渡って 遠くのあなたに届く事は あるのだろうか 誰もが息をして でも息苦しくて その必死に吐いた息を 誰かが吸って 今日も生きている 知らずに繋いだバトンは きっと世界中に行き渡り 僕の事を忘れて 今日は あなたの思い出を彩る あなたの吐いた息が 今日も 美しい青空を 見せてくれているのかもしれない

【詩】 風と共に去りぬ

外では 木々を揺らすほどの 強い風が吹いている 天気が変わるのかな? 雲がやって来て 雨…

白い休日

白い休日 何も無い休日 どこへ行っても付き纏ってくる 平日の怨霊を 振り払うエクソシスト…