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noteの「こちらもおすすめ」を強化しました

以前、「noteの2018年のデザイン戦略について」で書いたように、noteの健全なグロースの3要素は、「コンテンツパワー」「発見性」「継続性」です。

この中では「発見性」が特にプライオリティが高く(他の2つはカイゼンしつつある)、上半期の最大のテーマでもあります。

そんな「発見性」改革シリーズの、ジャブ的な第一弾が「こちらもおすすめ」機能の改善となります。各記事の直下のおすすめ記事のレイアウトが変更されました。


どう変わったの?

今回のカイゼンは、機能的なアップデートではありません。レイアウトによる、各種KPIのカイゼン施策となります。

記事にサムネールがつきました
全体傾向として、サムネがある記事はクリックレートが高くなります。クリエイターの過去の著作が、より閲覧されると期待されます。

記事リストに「スキ」数が表示されるようになりました
こちらも傾向として、リンク先の質を担保する情報があるほどクリックレートが高まります。同様にクリエイターの過去の著作が、より閲覧されると期待できます。

総じて、面白い記事を書いた後、そのユーザーの別の記事が読まれるようになる施策です。数字としては、PV、ライク数、セッション毎の購読記事数、フォロー率、継続率の増加などが期待されます。


今後の課題

緩やかにスタートした「発見性」改革、これから様々な施策が発表されるかと思います。

今、チーム内では様々な施策が議論されています。タイムライン再設計、ホットエントリ、カテゴリ強化、検索強化、ランキング、パーソナライズ、メルマガ強化、キュレーションなどなど(どれをやるかはまだ未定です)。

一方で「発見性」のチューニングはこれからの大きな課題となります。ランキング等は設計しだいで、一部のクリエイターに過剰に注目を集中させてしまうためです。この問題については、複数の「発見性」の施策をパラメーター調整しながら、しっかりと検証していきたいと考えます。

あわせて、今後の発見性や回遊性をアップするためには、以下のような既知のバグをそろそろやっつける必要がありそうです。

発見性 / 回遊性を阻害するバグ
・複数記事を回遊しているとシェアのURLがおかしくなるバグ
・記事からタイムラインにバックすると、スクロール位置がリセットされるバグ


引き続き、noteチーム一同でカイゼンを続けていきたいと思います。みなさまよろしくお願いいたします。

いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。