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とりあえず最短距離で、幸せと充足を求めるためのアレコレ

幸せ系の本を読んで自分で試し、再現性の高いと思った手段まとめ。

「まっとうな幸せ」に関する話はnoteにいっぱいある。それで幸せになれない人のための、よりエクストリームな幸せのガチコスパ獲得方法について。

最低限の「健康」と「収入」と「人間関係」は前提だけど、人は割とノウハウでローコスト&短時間に幸せになれるのではないかと思う。


小さい幸せをたくさん持つ

一つの幸せに人生をつぎ込まない。幸福は逓減(鈍化)するので、一点集中で追求するほど効率が悪くなる。1000万円のディナー1回より、1万円のディナー1000回のほうが幸福の総和は高い。また単独の幸福は、失われた時のダメージがでかい。幸せの発生源を最低でも3つ持つとよい。

小さい幸せをたくさん持つと、最もコスパが良い。朝ごはんが美味しいとか、日向ぼっことか大事。たまにアクセントにデカイ幸せを入れる。


複数の幸せをグルグル回す

ケーキを大量に食べると、甘さがわからなくなる。おなじく一種類の幸福を摂りつづけると感覚がマヒする。複数の異なった発生源から、幸福を交互に摂取することで感覺の麻痺を防げる。愛、運動、食事、娯楽など、タイプ違いの複数の幸福でサイクルを組む。


やりがいと快楽を組み合わせる

遊んでばかりいると、死ぬ時に「もっと意味のあることをやっとけばよかった」と後悔する。勉強や働いてばかりいると「もっと遊べばよかった」と後悔する。自分のためだけに生きてると「もっと社会に貢献すればよかった」と後悔する。他人のためだけに生きてると「もっと自分を大事にすればよかった」と後悔する。バランスよく全部サイクルさせるのが一番良い。


金銭よりも人間関係に投資する

金よりも、良い人間関係のほうが脳を発火させる。お金は贅沢品に使うよりも、よい人間関係を構築するためのインフラに使う。たとえば食器洗い機買って、人に会うための時間を確保するとか。


チャリティーとか寄付とかもやる

お金を稼いだときと同様に、チャリティーを行ったときにも、脳の同じ部位が発火する。無理にお金を稼ぐより、チャリティとかボランティアするほうが満たされる。騙されたと思って、最初の2-3回寄付したり、ボランティアするだけで、どんどん世の中のためになることしたくなる。そして満たされる。

実感では、コンビニ募金程度でもそれなりに充実度があがる。


お金は「どうでもいいことの排除」に使う

お金で直接的に幸せを買うのはコスパが悪い。1千万の料理と1億の料理では、たいして幸福度は変わらない。買い物や贅沢で手に入る幸福は、わりと限界がある。

基本的に、お金は「不幸の排除」と「しんどい時間/作業の排除」に使う。浮いた時間で、大事な人と過ごしたり、ライフワークに没頭するほうがよい。


比較しない幸せを持つ

他人との比較で幸せを測ると、相対値なので限度がなくなる。基本的に、ベースとなる幸せは、自分のなかから生成するのがよい(達成感など)。体を鍛えてもよいし、登山をしてもよい。勉強をしてもよい。

SNSは使うほど不幸になるので、限度を定める(幸せ自慢世界ランキングに巻き込まれるので)。


意識を省略しない

ご飯食べながらスマホを弄ったりしない。小脳やシステム1(オート)に人生をまかせるほど、人生の体感時間は短くなるし、認知が雑になってくる。

美味しいものを食べるときには、意識を集中する。しっかり香りを嗅いだり、舌触りを味わったり、かみしめたりする。雑にやらないことで、認識の密度が驚異的に変わる。

料理でもシャワーでも恋愛でも、楽しい時間のパートは、意識を省略しない。


未来にマイルストーンや希望を置く

希望があれば現状がアレでもわりとなんとかなる。来週にデートのアポとか、来月に旅行の申し込みとかをして、つねに未来にご褒美を置いておく。


無理にでも笑う

人間の脳は、動作から感情にフィードバックが発生する。口角をよこに引っ張るだけで、脳の幸福っぽいところが活性化する。両手でひっぱるのでもいいから、やるとよい。笑う角には福きたる。

鉛筆を咥えて無理矢理わらうシステムは、実証の追試に失敗したらしいので消し。


無理にでも動く

人間の脳は、行動の意思決定にコストが必要。新しいことを含め、立ち上がりが鈍くなりがち。朝起きれないとか、掃除できないとか。いちど起動しちゃえばわりと大丈夫なので、無理にでも起動せざるを得ない仕組みを作ろう。オカンに起こしてもらったり、予約をいれたり、動かざるを得ないように強制力をアウトソースしよう。

(これについてはメンタルがちょっと不安定な人は、お医者さんの意見をきいてからやったほうがいいかも)


辛い記憶はネタにして喋りまくれ

不幸も逓減性があるので、なんどもリピートして語ってると、そのうち脳が気にしなくなる。またエピソード化された記憶は、客観化される。最初の数回、ネタにするストレスを我慢できるなら、周囲の迷惑にならない範囲で、なんども話のネタにする。

半分以上の辛い思い出は、そのうちに磨耗して美化され「いい思い出」になる。(これについてはメンタルがちょっと不安定な人は、お医者さんの意見をきいてからやったほうがいいかも)


健康は大事 

お金もってようがスキルもってようが、腰痛とかリウマチとか苦痛には勝てない。お金があるなら、贅沢品を買うより健康を買う(or健康の維持を買う)方がコスパが良い。


やばかったら逃げろ

多くの場合、関係性を立て直すよりも離脱をするほうが、コストもリスクも低い。もうどうにもならん、あるいは自分が潰れそうとなったら、無理に戦わずに脱出を検討する。潰れなければ、「辛い記憶は喋りまくれ」で、ダメージコントロールできる。


上昇感があれば、全部解決する

人間は、「生活や人生がよくなってく感覚」があれば、とりあえず幸せになる。無理に大ジャンプするのは効率が悪いので(上記の逓減性の話)、毎日ちょっとづつ上昇するのが大事。

カジュアルな習い事を複数もつだけでも、日々の上昇感は簡単に作れる。


というわけで、未来に希望を持ち、よくチャレンジし、よく遊び、健康で、日々の小さいことに注意して喜びを見出し、周囲の人を大事にし、困っている人を助け、辛いことを笑い飛ばし、どうにもならなかったら逃げ出せば、人はコスパよく幸せになれる。ハックノウハウを積み重ねていったら、超まっとうな生き方が一番幸福という結論に。

逆に快楽に浸ったり、金で贅沢を買い、他人と比較をし、目の前のことに囚われ、不摂生をやってると不幸になる。

人間の脳の幸福の受容体は遺伝に大きく左右される。なので、悲しい哉幸福になりやすいかどうかはわりと遺伝でもある。基本は運ゲーかもしれないけど、この辺を押さえておくだけで、だいぶ楽になるんじゃないかと思う。


参考書籍・オススメ本

Kindleに入ってる幸せ系の本で、とくに面白かったものまとめ。興味がある人は読んでみるとよいかも。上記のような話は、わりと重複して私的されてるので、最初に数冊並べ読みをすると楽しいと思う。

この辺に書いてあるもののなかで、自分で試してわりと実感できたのが上記の諸々。



いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。