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ソーシャルで何をすればフォロワーが増えるのか?(健全版)

何かの事情で、どうしてもフォロワーを増やさずにはいられない。そんな人々のための健全ガイド。

まず相互フォローとか、そういうノウハウはドブに捨てろ。コメントやスキを連打するのも無意味。上っ面のテクは、しゃがみ中パンチで浮かせてから、 天翔龍閃 (あまかけるりゅうのひらめき) アバンストラッシュ → ギャリック砲の滅殺コンボに処するべきである。

あなたが真にすべきは、スキルセットに応じた形で「インターネット全体に奉仕すること」だ。

それが健全にフォロワーを増やす、唯一の方法である。

以下に、あなたの現状に応じた、基本戦略を示す。


まず自分の現状を見極めよう

自分の職能が、下のマップのどこに属するかを考えてみよう。縦軸は知名度や実績の有無。横軸はあなたの活動の成果物が、フワッとしたものか、具体的なものかだ。左側は経営者やコンサル、右側は職人や作家などだ。


A: 影響力が弱く、成果物も抽象的なケース

何者でもないあなたは、まずソーシャル上に基盤を作らなければならない。あなたがすべきことは、「みんなが必要としているが、メンドウなので誰もやらないこと」を率先して引き受けることだ。

プログラムやデザイン、文章術など自分に根ざした能力がないなら、あなたがすべきは、ネット全体に奉仕をすることだ。皆が求める情報を率先して集め資料化し、ネットに貢献しよう。

・バラバラな情報を、一箇所にまとめよう
・業界が必要とする便利資料を作ろう
・海外よい記事を翻訳しよう
・インフルエンサーの情報ソースになろう

みなが求める情報を提供することで、あなたの業界での知名度はあがっていく。また作業を通じて、あなたの中に少しづつ具体的なスキルが生まれていくはずである。

便利な情報を発表し続けるあなたは、多くのユーザーにフォローされるだろう。またインフルエンサー達も、積極的にあなたの情報を拡散させる。


B: 影響力は弱いが、成果物が具体的なケース

基本的にはグループAと同じく、あなたがすべきことは、「みんなが必要としているが、メンドウなので誰もやらないこと」を率先して引き受けることだ。

ただし貴方は、Aグループよりも手を動かせる。より自分の手を動かしながら、実験、便利ツールの作成に注力するとよい。あわせて地道に成果物を積み上げていくことで、スキルとともに業界の認知があがっていく。

・Aグループと同じく、メンドウな業界ニーズを引き受けよう
・新技術の実験や検証、ノウハウまとめを積極的に行おう
・地道に成果物を作り続けよう

ただしい実験と発表をくり返すことで、あなたは業界のトッププレイヤーの目にとまる。そして彼らにフォローされるようになる。数は少ないが、とても貴重で価値があるフォロワー基盤を得るだろう。


C: 影響力は強いが、成果物が抽象的なケース

経営者、評論家、コンサル、タレントなど、このグループに属する人の仕事は、インターネット全体に支援魔法をかけることである。ビジョンを示し、議論の呼び水を作ろう。価値観を拡散させ、新人を引き上げよう。

・時代や業界の向かうビジョンを示そう
・議論を呼び起そう
・価値観を拡散させよう
・A, B グループの影響力の弱い人を引き上げよう

自分をどうプロデュースするかではなく、業界全体をどうパワーアップさせるかを考えよう。それが、このグループの基本的な生存戦略となる。

最終的には、業界の人々はあなたをフォローすることが必須となり、結果的にフォロワーは盤石となるだろう。


D: 影響力が強く、成果物も具体的なケース

トップエンジニアやデザイナ、人気漫画家など。あなたは業界のプレイング・リーダーとして、行動でお手本を示すことが求められる。みんなのお手本となるようなトップ事例を作り続けよう。プログラマならば、ライブラリやツールの決定版を作るのもよい。作家ならば漫画や小説を出し続けるなど、やるべきことを淡々と見える化するだけでよい。

また最新の事例や概念を、どんどんと取り入れ、自らの実用をもって業界に普及をさせていくのことも大事だ。古い技術や、間違った概念についても、しっかりと否定をしよう。

・お手本を見せよう
・トップ事例を作り続けよう
・新技術や概念をどんどん布教しよう

A, Bグループの人々が、あなたの行動をもって学べるようにすることが、もっとも貴方のフォロワーを増加させる。


前にも書いたように、自分個人としてはフォロワー数は本質ではないと考える。フォロワー数は「あなたがインターネットにおいて奉仕をしたこと」の結果にすぎない。


<補足>

炎上でもなぜフォロワーが伸びるのか? それは、コロッセオの剣闘士として血を持ってネット市民に奉仕をしているからです。持たざるものの成り上がり手段ではありますが、天寿をまっとうできるのは一握り。大半は悲惨な最後を迎えます。

いただいたサポートは、コロナでオフィスいけてないので、コロナあけにnoteチームにピザおごったり、サービス設計の参考書籍代にします。