セルフ・メンタルコーチング(その13) 自己効力感の高め方:直接達成体験
今回は、自己効力感を高めるための7つの方法の1つめ、「直接達成体験」について紹介します。
自分に自信がなくなりかけたり、困難を乗り越えられないのではないかと思ったりしたときには、ご自身が過去に何かを達成したことを思い出してみてください。
どんなに小さなことでも構いません。
子どもの頃に運動を頑張ったとか、
テストでいい点を取ることができたとか、
得意な科目で褒められたとか、
アルバイトで仕事を覚えてお金を稼いだとか、
就職に成功したとか、
初めての仕事で契約を獲得したとか、
いろいろとあると思います。
いかがでしょうか?
過去の成功を思い出せば、「自分にはできる」という思いが蘇ったのではないでしょうか?
これからの困難もきっと乗り越えられると思えてきたのではないでしょうか?
これが、直接達成体験を活用した自己効力感の高め方です。
中には、「自分にはそんな経験はない」と言う方もいらっしゃるかもしれませんが、決してそんなことはないはずです。
今こうして生きているからには、必ず「できたこと」があるはずです。
それが人から見て大きなことか小さなことか、凄いことかそうでもないことかということは関係ありません。自分が「できた」と思えばそれでいいのです。
もっと言えば、こうして生きていることだけでも成功です。
父親と母親が出会い、何億という精子の中のひとつが卵子に到達して生命が生まれたということだけでも奇跡です。
自分自身を奇跡の存在と思いましょう。
自分を奇跡の存在と思えたり、過去の成功を思い出せば、これからの困難もきっと乗り越えることができると思えるはずです。
これでうまくいかなくても大丈夫です。
まだ他に6つも方法があります。
次回は「代理体験(他者の成功体験を活用する)」について解説します。
どうぞお楽しみに!
株式会社F&Lアソシエイツ
代表取締役 大竹哲郎
https://www.fl-a.co.jp/