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2020年シャニマス個人的シナリオランキングベスト3

2020年が終わりますね。今年のシャニマスのシナリオは挑戦的と言いますか、アイドル達に現実やメディアの裏側を示すような内容のシナリオも強く感じられました。
というわけで今回は今年のシナリオベスト3について書いていきたいと思います。

※あくまで個人的な感想&ランキングです
 ご容赦ください

第3位 明るい部屋

頑張ってる人を支えて、応援するのが好き。


今年最後のシナリオとなったクリスマス合同シナリオ「明るい部屋」

はづきさんにフォーカスした内容で、クリスマスをテーマにしながら今年を締め括るに相応しいシナリオでした。

前半のドタバタ感めっちゃ好き。

様々な仕事を掛け持ちし、周りから見たら心配される仕事量をいつも完璧にこなす上、周りにも気が回せるスーパーウーマンはづきさんの過去や事務員になった理由、そしてクリスマスの父との思い出を描くシナリオは本当にお腹いっぱい。

100%善意の言葉でも、自分の真意に合っていなかったらなんとなく嫌に感じてしまう。
そんな繊細な心に少しだけ立つ棘も上手く描写されていてさすがシャニマスだと思いました。
本当にこういう心情描写が上手い……!

EDで放クラのみんなが、部屋があれば人も感情も増える、横にも縦にも繋がると部屋の存在について話すのは、
シャニマスの約3年に及ぶ時間としての縦の歴史や、ストレイ、ノクチルのように横に広がる人間関係のようにまとめていて、1年の締めくくにピッタリなやりとりでした。

そしてこのシナリオのもう1つの見所でもあったのは後発ユニット組でありユニット内でも遠慮しがちな2人、愛依と小糸の成長。

愛依はWorldEnd:BreakDownからユニット内であさひと冬優子に負けず自分を見てもらおうと大きく成長しましたが、ユニットの代表として1人で別ユニットと一緒となるといつもの遠慮やプレッシャーを感じすぎてしまうところが出てしまいました。

しかしそこから一歩踏み出せ、そして空回りしそうになっても周りに支えてくれるメンバーがいたことが今回さらに愛依の成長に繋がったと思います。

あとこっそり見に行く冬優子が最高


そして2人目、小糸。
ノクチルでしか生きられない、自分の存在意義を示すのに必死だった小糸が他のユニットのみんなに認められ、任されるほど信頼されるというのが、コツコツ続けてきた小糸の努力が実を結んだ1つの瞬間でした。

今回のシナリオでの関係性が次の合同シナリオにどう反映するか分からないけど、少なくても今回のキャロル隊と打ち解けているいる小糸は次のシナリオでも見たいですね。

ノクチル来年は忙しいクリスマスを過ごせるといいね……

仕事はまだ少ないらしい

第2位 くもりガラスの銀曜日

どんな空模様でも、星はそこにある。


第2位はイルミネの日常を描いた「くもりガラスの銀曜日」

薄桃色にこんがらがって、WorldEnd:BreakDown、ストーリー・ストーリーと3作連続で中々に重たいものが来てビクビク怯えていたのですが、蓋を開けばイルミネ3人の何気ない日々を描いた優しい話でした。

このシナリオはいつもと少し違って、
「過去のイベントのシナリオにならなかったシナリオ」と表現するのが個人的には1番合いました。
それ故に公式の予告通り短編集の感覚が強くていつもと違う楽しみ方ができました。

ここからは個人的な解釈になります

銀曜日は真乃の変換ミスから生まれた造語なんですが、銀曜日はイルミネにとってなんなのかって考えた時、3人は意図をしていないけど「星が見えない日」が銀曜日なのではなないかなと思いました。

シナリオ2話でめぐるが今から銀曜日にしよう!と言ったものの灯織の都合がつかなくて集まらなかったあの日、その会話の後の背景が曇り空じゃなくて普通の夕暮れだったとこから晴れの日、つまり「星が見れる日」だったため銀曜日にならなかった。
逆にEDで3人+Pが偶然集まり気持ちが合わさった日は雨の日だったので、偶然気の合う星の見えない日が銀曜日なのかもしれません。

そしてシャニマスのシナリオで見れる部分を
(light up the illumination,catch the shinytailなど)
イルミネに焦点が当たっている=「星が見える日」と解釈するなら、本来、シナリオとして焦点の当たっていなかったこの「くもりガラスの銀曜日」というシナリオは「星が見えない日」のことを示唆しているのではないかなと思いました。

ついでに、なんで星の見えない日、つまり曇り空や雨の日が銀曜日なのかなって考えた時、星が見えない日でも3人は強く繋がってるってことを表してるって意味なら良いなと思いました。

この銀曜日形式のシナリオ全ユニット欲しい……!



ちなみにトライアングル大好きなワイ、このやりとりがまんまトライアングルで五体投地しました。




第1位 薄桃色にこんがらがって

過去は変わらない。未来は分からない。



堂々の1位はアルストロメリアのシナリオ
「薄桃色にこんがらがって」

えっ、これ2020年なの……?


「流れ星が消えるまでのジャーニー」があったから遠い昔のように思いますが、これ今年です。3月。

シャニマスとしてはかなり挑戦的なシナリオを、
他でもないアルストロメリアで描いたことから色々と反響のあったこのシナリオ、アルストロメリアPであることを抜いても私の中で堂々の1位です。

某人気vtuberが実況したこともあってシャニマスシナリオの中でもかなり認知度は高いと思われます。

アルストロメリアの感謝祭コミュがこのシナリオに対して大きな伏線になっていたのですが、
その中でも印象的なのがこのセリフ

ハッピーエンドを考えた時、幸せな「今」が続けばそれが思い描く未来なのだと考え、それが良くないことなのではないかと思ってしまった甘奈に対して千雪さんが送った言葉。

「今」を考えることは「未来」を考えることと同じくらい大切。
そう教えてくれた千雪さんが今回「アプリコット」という「過去」に縋ってしまうのが皮肉的でした。

それまではアルストロメリアの立場的にもお姉さんであり、一歩引いて大崎姉妹を支えていた千雪さんでしたが、この一件だけは譲れず、前に出ようとする姿は良くも悪くもアイドルとしての変化であり、
それはアルストロメリアにとっても大きな変化を求められる瞬間でした。

それまではぶつかることもせず、家族のように優しく温かかったアルストロメリアに大きな亀裂が入ってしまうのは本当にしんどかった。
甘奈が怖いって思うのも仕方ない。負けるのも、負けて関係性が変わるのも全部怖い。
大切な人たちだからこそ、「今」の関係のままでいたい。

このコミュの重要ポイントでもある「反対ごっこ」

仲良しだから、悲しくて暗い空気を作ってこなかったアルストロメリアが、心の葛藤を伝えるために、Bloomy!の歌詞のように遠回りしてでも真っ直ぐな想いを伝えるのに最適な手段だったのが、本心とは真逆の言葉を叫ぶこの「反対ごっこ」でした。

「オーディション落ちちゃえばいいのに」
「負けたい」
「アルストロメリアなんか、1番大事じゃない」

このシナリオはアルストロメリアにとって本当に大事か出来事、ずっと心に置いておくべき出来事であるのは、夏の合同シナリオ「アジェンダ283」でも描かれていました。

そしてこの出来事があったからこそ、アルストロメリアはそれぞれが強く成長できたと感じています。
改めて、堂々の1位。

このシナリオをやったシャイニーカラーズすげえよ

まとめ

「薄桃色にこんがらがって」はその後に続く
「WorldEnd:BreakDown」「ストーリー・ストーリー」「天塵」など
同じくメディアの裏側や自分の存在など、昨年よりも踏み込んだ内容に行くため、
シャニマスにおいても大きな転換点となるシナリオだったと思っています。

シャニマスというコンテンツの時間経過と一緒に
人間関係にも変化を与えていく、その結果、今年のシナリオのように変化や挑戦を試みるものが増えたのかと思います。

年明け1発目のシナリオは半年ぶり2作目のノクチルによるシナリオですが、「天塵」と2つの合同シナリオを経て、幼馴染ではなくアイドルとしての4人の関係性にどんな変化がもたらされているのか楽しみです。

それでは長くなってしまいましたが、良いお年を。

来年もよろしくお願いします。

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