「冬チェコ」の魅力を伝えたい
「2020年1月海外旅行 ~チェコ・プラハ編」
4年前から私は、毎年の楽しみとして1週間有給休暇を取り、海外旅行にでかけるという恒例の行事をつくりました。2020年1月、その行き先に選んだのは、チェコとオーストリア。冬のヨーロッパと言えば、寒くて日も短くて、観光としては敬遠されがちかもしれませんが、今回の旅を終えての感想を先に書くと、「とにかく最高」の一言でした。
私自身、チェコもオーストリアのこともそれほど知らず、旅行直前になってなぜそこを行き先に決めたのかわからなくなって、この旅を楽しめるのか正直不安になっていたところがありました。
しかしそれは全くの杞憂。
天気に恵まれたことを考慮しても、私はこれからの日本に「冬チェコ」というワードを広めたい、そんな思いをもって、数回にわたり旅行での出来事について、ここに書いていこうと思っています。
1月24日 11時、関西国際空港出発。乗り換え地のアムステルダムまで約12時間のフライト。ここではまだ多くの乗客はマスク姿。言語も通じる。機内に響くゲホゲホ、ズルズル… 毎回思うけど、海を渡ってもここではまだ日本を出た実感がわかない。
アムステルダム到着後、乗客はそれぞれの目的地へ散り散りになり、プラハ行きの機内に乗り込むとついにマスク率 0。そして静か。隣の人は機内食には目もくれず、携帯でずっと映画見てるけど。エチケットのできているヨーロッパでは、そもそもマスクなどは必要ないというのを感じました。見習いたいところです。
24日 18時頃、プラハ到着。時差は日本より8時間マイナス。外はすでに暗く、15時間ほどの移動の疲れもあったので、ひとまず空港からバスでホテルまで直行。荷物を置いて、夕食へ。プラハでの最初の食事に選んだのは、日本で買ったガイドブックにも掲載されていたレストラン、「Hostinec U kalicha(ホスティネッツ ウ カリハ)」。
おいしいチェコビールとアコーディオン演奏を聴けるのがうりでしたが、その演奏時間はガイドブックによると19:30。ホテルに着いた時点で19:30だったので間に合わないなと諦めていたら、店内がすいていたせいか…?20時過ぎになって登場。
各テーブルを回って真近くで演奏を聴かせてくれるパフォーマンス。この日が誕生日(?)というお客さんにはHappy Birthday to you ~♪まで歌ってくれるアドリブも。
写真撮影にも快く応じてくださいました。
旅行初日から思いがけず、幸先の良いスタートを切ることができました。
25日、旅行2日目。6:30にホテルの朝食を摂り、夜明け前からプラハを観光。
極寒を覚悟していたのですが、風が無く、穏やか。
“澄み切った空気の冷たさだけが肌に触れる心地よさ” を感じられるなんとも不思議な空間。
遠くに見える観光名所のカレル橋とプラハ城の風景もなんとも幻想的。観光客もまばら。そこにいるだけで、まるで別世界に来たよう。最高。「プラハの冬」も一度は訪れていただきたい、おすすめのところです。
この日、これほど早く出たのは、午後にはプラハを離れて次の目的地に移動しなければならないスケジュールだったから。
次の場所は、チェコでも世界一美しい町と称賛される「チェスキークルムロフ」。今回の旅のメイン。
次回、「2020年1月海外旅行 ~ チェコ・チェスキークルムロフ編」につづく。
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