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独学で一発合格!


8月から本格的に勉強を始めて、試験に合格しました。


2021年の試験に独学で合格し、現在は日本語教師の仕事をしています。大学で日本語を専攻していたわけではなく、養成講座の受講も無しの、知識ぜろ状態から始めました。

どうやって勉強すればいいか分からず、当時は何度も勉強方法をネットで検索していたので、私と同じような人がいれば、、、!と思い、自分のやってきたことや、参考にしたものを細かく記録しました。ながーい記事となりますが、受験を控えている方の気が楽になれば嬉しいです。

今年の試験は

※願書の提出は終わっています。
試験日:2023年10月22日(日)
願書提出期間:7月3日~7月31日。
受験料:¥17.000

いつから勉強を始めればいいの?

私が勉強にかけた時間は

合計で250時間

おすすめは合計300時間。

私が始めたのは5月からです。とは言っても、5月~7月は時間があるときに過去問や赤本を見ていた程度で本格的に始めたのは8月です。

私は250時間の勉強の結果、合格できたとは言え、ぎっりぎりでした。(選択問題の最低合格ラインが153点と言われている中、144点しかとれなかった。。。)

なので、300時間を目安にすることがおすすめです。

勉強する期間ですが、人によっては10か月という人、3か月の短期集中という人、さまざまです。

私としては、「自分が300時間を確保できる」時期を逆算して、勉強をスタートする時期を決めていくのがおすすめです。

モチベーション含め、自分の勉強できる時間を考える必要があります。

何からした?

まず、情報収集!

独学で資格をとった方の勉強方法を調べまくりました!

ネットで検索すると、たくさん出てきます

結果、私が参考にしたのはこの方です!

↑納得できるような勉強量や勉強方法で、とてもモチベーションになっていました!ありがとうございます(:_;)

自分に合う勉強方法を調べて、探してみることは大切だと思います。

使った教材 ①~④を紹介

①だれもが買うであろう、この本。赤本と呼んでます。

日本語教育教科書 日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド 第5版

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②過去問6年分

令和3年度 日本語教育能力検定試験 試験問題

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※Amazonで買える!メルカリにも出てたりもする!!


③記述対策

改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題40

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④試験の傾向を分析してくれているこの本

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①②はマストです。過去問は人によって、3年分のみ用意する方もいれば、メルカリなどで古いものまで遡る方まで、いろいろだと思います。私は6冊で十分でした!過去問は勉強の中心となります。


③も買ってよかったです~自己採点の点数は低くて落ちたと思っていたのですが、合格できたのは、記述で点が稼げたからだと思っています!この教材にとても助けられました!


④については余裕があれば。。。という感じで大丈夫と思います!過去問より難しいです!解くとテンション、ちょっと下がっちゃうかも( ˘ω˘ )でも、試験に出る問題の傾向などを分析してくれているし、(分析してくれているような教材はあまり無いです)実際令和3年度の試験でも教材に載っていた用語が試験にきちんとかすってました!すごい~!!ありがたい~!!!余裕があれば、おすすめです!

勉強法

5月から8月上旬まで

1. ぶっつけで過去問を解いてみる
正解を答えられなくていいんです、どういう問題があるかなんとなく、さらってみるのです( ˘ω˘ )

2. 赤本を読む!&各章の確認問題に答えられるようになる!

この問題!


赤本をとにかく読みます。そして、各章末に設置されている確認問題をする → 答えられるようになるまで繰り返す。要は暗記です!でも、全てを頭に入れるのは無理!章末で問題とされている用語中心に、頭に残るようにして赤本を進めました。

8月中旬~10月上旬まで

3. 6年分の過去問を2周解く(記述問題はまだしない)

過去問を解くのにはとても時間と体力がかかりました!

選択問題(Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ)を解く → 答え合わせ&解説を読む → 赤本の最後にまとめてある、索引検索から、つまづいた問題に関連する語句を調べて、理解し、付箋を貼る。もしくはノートに書き起こしてまとめる → Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ全ての問題が終わるまでこれを繰り返す。 → 終わったら次の年度をして、6年分を1周したら2周目に入る。


赤本に付箋を貼るだけでなく、自分なりの解釈を書き込むことも多かったです。

ノート作るより、書き込むのが早い!

ノートにまとめる作業は時間がかかるので、出来るだけ赤本から見つけ出して付箋を貼ります。でも、赤本に載っていないこともあって(そんなことあるんだね( ˘ω˘ ))その場合はノートに手書きで書き起こしていました。とにかく、過去問を解けるようになることを目標に用語を理解したり、覚えたりしました。

ノートはこんな感じで、約40ページほどになりました。


そして、過去問を理解する上で、とても利用させていただいたのがこのサイト

過去問解説

もう本当のほんとにありがたかった~!!!
購入できる過去問には、問題・回答・リスニング試験の音源となるCDが付いていますが、解説は付いていません(;O;)! ¥1.500もするのに(:_;)解説してくれ!!

私は知識ぜろ!で取り組んでいますので、解説がなければ分かりません。赤本を読んだ後でも、過去問は解説がないとやはり厳しいです。

上記のサイトを見れば、怖いものなしです。このサイトを運営してくださってる先生、本当にありがとうございます!

10月上旬からテスト当日までの約3週間

5. 記述対策と過去問3周目

過去問を6冊買っていましたが、時間が足りず、3冊は3周できたものの、もう3冊は2周終わったところで本番を迎えました。

そして、手を付けていなかった記述問題に入ります!

改訂版 日本語教育能力検定試験に合格するための記述式問題40

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この教材を使って練習!
問題を読む → 書いてみる、もしくは書かずに考えてみる → 正解を見る これを繰り返します!
40題、載っています。問題として実際に小論文を書いたのは10題くらいでした。。。
でも全ての題に目を通して、文章の言い回しや、題材に対しての考え方や述べ方は暗記するつもりで、丁寧に40題読み進めました。

最後の3週間は何を見ても、試験当日に繋がると思っていたので、焦っていた分、鬼のように覚えようと気持ちが入っていました。

他に、知識の定着とリスニング対策のためにしたこと

知識の定着のために

勉強を始める一番最初の作業として、過去問を勉強する中で、赤本に貼った付箋箇所と作成したノートを見直す。これは必ずしていました。

付箋を貼って終わり、ノートを作って終わり。これでは頭に残ってなくて、問題を解けるレベルには到達せず、不安でした。

また、私は「反復」が効くタイプでした。前日に得た知識を、翌日もう一度見返す。そうすると、少しずつ理解が深まったり、点と点が線でつながっていきました。


また、これはちょっとしたコツなのですが、
過去問を勉強する流れの中で、付箋貼るときに、日によって付箋の色を変えていました。

ある程度付箋が増えてきたところで、「今日はピンクだけ見直す!」と決めたら、ピンク箇所だけをさらう。次の日は黄色。という風に。

「小分け」にすることも私には効果的でした!毎日全部見てられるか(^O^)

たくさん見直すと嫌になっちゃう( ˘ω˘ )この色だけ、見直せばいいと思うと素直に取り組めました。色をローテーションして見直すことは忘れずに( ˘ω˘ )

リスニング対策

リスニング対策として、表を暗記する。
赤本に載っている表を自分でなにも見ずにかけることを目標に毎日練習しました。毎日しないとね、すぐ忘れちゃうんです。覚えられる方は毎日しなくて大丈夫。

調音点と調音法の表が赤本の中で必ず出てきます。

この表を自分で書けるようにする。

この表を

手書きで、、、


こんな感じで表に起こせるようになる!自分が見て、分かれば何でもいいよ!というための写真です( ˘ω˘ )意外と、書けるし覚えられますよ!


リスニングの問題なのですが。問題文を読まれる時間がけっこうありますよね。聞かなくてOKな時間。その時間を使って、この表を問題用紙の空いている箇所に書けるようになることが目標です。

表がある状態で、リスニング試験を受けて、答えを導き出す。実際の試験は、この方法で乗り切りました。表は覚えられても、その表を頭の中に置いたままリスニングをすることは、私にはムリだったので、この方法に落ち着きました。

試験では、合格ラインと言われている7割程、正解することができました。


また、表を書けても対応できない問題もあります。


このての問題!

試験Ⅱの問題1。これに対しては、とにかく聞く!過去問の問題を聞く!覚えちゃっててもいい、聞きながらどれに該当するか分かるようになる練習です。試験の直前、10月に入ってからは毎日聞いていたし、試験当日も昼休みはずっと聞いていました。

※午後一発目がリスニングなので、効果あると思います!

このリスニングに関しては昨日は9割とれたのに、今日は5割しか正解出来ない。なんてことがよくあり、とても振り回されました、、、。でも、聞いて慣れるしかない!慣れたのかどうかも分からないまま、私は試験を受けました。。。

結果、6問中5問正解できていましたが、その時も全く手応えはなかったです。

運なのか、聞き慣れることが大事なのか、未だに分かりませんが大事なのは、ここを諦めてもいいくらい他の箇所で点数が取れるよう、準備しておけるかどうかだと思います。リスニング問題の中で、7割ね!リスニング問題をトータル7割正解できるようにもっていく。このためにも、表の暗記は有効だと思います!

試験範囲が膨大な中、リスニングはある程度範囲が絞られるので、対策を立てやすく点数に結び付きやすいです。ⅠとⅢに関しては、やってもやっても、初めましての問題に遭遇してしまうことが多かったです。。。

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赤本、過去問、記述対策は独学の強い味方だと思います。
「合格するための本」は余裕があればでいいと思う!

&コラム 受験した理由

日本語教師という職に、昔から興味をもっていました。

近年うちに、国家資格になることが決定されているため、国家資格となれば資格取得は更に難しくなること、主婦である現在、時間をとりやすかったこと、この二つが大きいです。
※2024年から国家資格となることが決定されました

正直、あまり深くは考えずに受験しました!

資格をとったからって仕事にできるかは分からないよな。。。と思いつつ。
当時、コロナもまだまだ流行っていました。


私は結婚を機に地元を離れたため、仕事をしておらず、かといって仕事を始める勇気がなくて。そんな状況に少し焦っていました。


「今、出来ることはちゃんとやりたい」という気持ちで、前向きに受験してみることに決めました。
働くことは怖くても、1人でする勉強は出来ると思った。国家資格になるなら、チャンスがあれば仕事にも出来るはず、とも思った。

私は受験してよかったです。そして、「独学で合格を目指せる試験」だと思います。
なので、日本語教師に関心があるのであれば、国家資格となってしまう前に受験することはおすすめです。独学であれば受験料と教材費くらいしか費用もかかりません。

独学で挑戦してみようとしている方の参考となれば嬉しいです!

少しでも、気が楽になったり、前向きな気持ちになれますように( ◠‿◠ )


それでは!

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