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Lightsailで常時SSLのWordPressの作り方

今後構築の機会が増えそうなのと、複数の記事を参照してようやくできたので、一つの記事にまとめる意味で書き始めました!

# 参考にさせてもらったURL

- LightsailでWordPress(SSL化もする)

- AmazonのVPSサービス(Lightsail)を使い、独自ドメイン・SSL対応したWordPressを構築($3.50〜/月)

- AWS LightsailでWordPressを構築しSSL化する方法

# この記事でやらないこと(いずれやりたいこと)

- 複数インスタンスの構築はしません
- ロードバランシング採用しません
- CloudFront使いません

# 手順

## Lightsailの構築

気をつけるようなところはありません。唯一、キーペアの取り扱いはご注意ください。

AWS Consoleにログインした後、Lightsailは別画面で開くことになります。(リージョンの混乱を避けるため?)

オレンジ色の「インスタンスの作成」ボタンをクリックします。

開いた画面ではデフォルトとなっていますが、リージョンとアベイラビリティゾーンを変更することができます。(特に変更が必要なければそのままで)

次にプラットフォーム(OS)と設計図(アプリ)を選択します。(LinuxとWordpressを選択します。)

ここも必要なければ触らなくて良いのですが、起動スクリプトを用意していればここで設定できます。また、SSHキーも変更できます。

次にインスタンスプランを選択します。一番安いプランを選択すると初月無料となります。

最後にインスタンスの識別のための名前を設定します。AWSアカウント内で一意の名前である必要があります。タグ付けオプションはリソースへのアクセスを区別したい場合に付与します。

最下段の「インスタンスの作成」ボタンをクリックすると、Lightsailが起動します。

## Elastic IP アタッチ

LightsailのデフォルトではパブリックIPアドレスが一時的に割り当てられたままとなり、インスタンスを再起動するとIPアドレスが変更されます。
EC2ではそれを防ぐため、ElasticIPを付与するのですが、Lightsailでも同様に付与することができます。
ElasticIPの上限数はデフォルトでAWSアカウントで5個までなのですが、Lightsailで付与する分はこのカウントに含まれないようです。
EC2ではVPCを使う関係で制限されているのでしょうか、EC2インスタンスを停止しておくとElasticIP分の課金が発生しますが、Lightsailでは1つだけ無料で付与でき、停止しても課金されません。

ElasticIPのアタッチの仕方は、ネットワークタブを開いて、パブリックIPの下にある「静的IPの作成」ボタンをクリックするだけで付与されます。

以降、付与されたIPアドレスは、SSH接続やDNSの設定に使用するので控えておきましょう。

## LightsailへのSSH接続

ブラウザでSSH接続するには、「SSHを使用して接続」ボタンをクリックします。独自のSSHクライアントで接続する場合には、あらかじめ設定したSSHキーを使い、画面のIPアドレスとユーザ名を使用して接続します。

## Wordpressの確認

SSH接続で使用したパブリックIPアドレスをブラウザのアドレスバーに入力するとデフォルトのWordpressが開くことを確認できます。

ここからは黒い画面の操作になります

## bitnami banner 削除

bitnamiイメージから作成されたWordpressにはデフォルトでbitnamiバナーが表示されます。
これを下記のコマンドで表示されないようにします。

$ sudo /opt/bitnami/apps/wordpress/bnconfig --disable_banner 1
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache

## 独自ドメイン

AWSで管理しているドメインの場合はRoute53を、それ以外の場合はそれぞれのDNS設定でAレコードをLightsailのパブリックIPアドレスに向けます。

※ドメインの取得先は様々あるので取得先の操作方法に則って設定してください。

## LetsencryptによるSSL化

AWS上のロードバランサーやCloudFrontを使用する場合はAWSのCertificationManager(ACM)で証明書を発行しますが、それ以外の場合は、Letsencryptを使用します。

$ cd /tmp
$ git clone https://github.com/letsencrypt/letsencrypt
$ cd letsencrypt
$ ./letsencrypt-auto
$ ./letsencrypt-auto certonly --webroot -w /opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs/ -d example.com_
$ sudo cp /etc/letsencrypt/live/example.com/fullchain.pem /opt/bitnami/apache2/conf/server.crt
$ sudo cp /etc/letsencrypt/live/example.com/privkey.pem /opt/bitnami/apache2/conf/server.key
$ sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh restart apache

## httpsにリダイレクトする

ApacheとWordpressのconfigにそれぞれリダイレクトのための設定を書き込む。

vi /opt/bitnami/apps/wordpress/conf/httpd-prefix.conf

- RewriteCond "%{HTTP_HOST}" ^ec2-([0-9]{1,3})-([0-9]{1,3})-([0-9]{1,3})-([0-9]{1,3})\..*\.amazonaws.com(:[0-9]*)?$
- RewriteRule "^/?(.*)" "%{REQUEST_SCHEME}://%1.%2.%3.%4%5/$1" [L,R=302,NE]
+ RewriteCond %{HTTPS} !=on
+ RewriteRule ^/(.*) https://example.com/$1 [R,L]
vi /opt/bitnami/apps/wordpress/htdocs/wp-config.php

define('WP_SITEURL', 'https://example.com/');
define('WP_HOME', 'https://example.com/');

## 証明書更新のシェルを準備する

letsencryptを使った証明書更新のためのシェルを書く。


vi /etc/letsencrypt/renew-certificate.sh

#!/bin/bash
sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh stop apache
sudo /usr/local/certbot/certbot-auto --email="user@example.com" --domains="www.example.com" renew
sudo cp /etc/letsencrypt/live/www.example.com/fullchain.pem /opt/bitnami/apache2/conf/server.crt
sudo cp /etc/letsencrypt/live/www.example.com/privkey.pem /opt/bitnami/apache2/conf/server.key
sudo /opt/bitnami/ctlscript.sh start apache


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