『ゆるゆり』のキャラ設定

 久しぶりの投稿です。どれだけ投稿間隔が開いてしまっても、ファンがいないので気負うことはありません。やっぱりファンは不安に通ずるのです。上沼先生の言っていたとおりです。
 継続して文章を執筆し続けることはできないということが、Noteのアカウントを作ってみてそれが分かりました。と、岩井さん風に言ってみました。これからは不定期に、書きたいと思ったことを、こんな風に乱雑に走り書きしていきましょう。小見出しなんて当然つけませんよ。

 ところで、『ゆるゆり』というアニメ作品をご存知でしょうか。漫画原作で、10年ほど前にアニメ化されて以来、3期と特別版がいくつか制作されています。
 登場人物は富山県の私立女子中学校生徒に通う「ごらく部」員および生徒会メンバーのあわせて8人です。
 8人を一緒くたにして登場させると、視聴者を混乱させたり、また個性が埋没してしまったりしがちです。けれどもこの作品では縦軸にごらく部と生徒会、横軸に中2と中1という風な2×2のマトリックス仕様になっていて、その一つ一つの箱に2人のキャラクターが入っているのです。伝わってる?メンデルの遺伝の法則のときに書くAA,Aa,aaのあの表みたいなやつです。
 そうすることで、登場人物の関係が整理整頓されて、覚えやすくなります。登場人物を覚えやすくさせる工夫はほかにもあります。『五等分の花嫁』のナンバリングシステムもそうですね。主要キャラの名前に1~5の数字を割り振ることで、名前を覚えやすくなりますし、それぞれの関係性も一発で把握できます。
 そこまでして登場人物を増やす必要があるのかって? それについてはまた別の機会に書きます。
 また、主人公が影が薄いというイジりをされているのも、巧みです。主人公が圧倒的に個性的だと、ほかの出る幕がなくなってしまいます。主人公は嫌でも目立つんだから、目立たないくらいにしておいたほうが、バランスが良くなるんですね。


 

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