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『現役中にやっておくべき3つのこと』Vol.1

”試合ができる週末““スポーツが観れる週末”
を徐々に取り戻しつつありますね。

一方で、鏡をみるたび情けない身体になっていく現実に戸惑いを感じている自分がいます。

どうも、藤牧です。

今回は『現役中にやっておくべき3つのこと」についてお話します。
長くなってしまうと読む気が失せるので、全3回に分けました。

まず、ここで言う「現役」のカテゴリーは関係ないです。
関係ないが、あくまでも僕の経験からのお話させていただきます。

結論からいうと、この3つ!

1 . 所属クラブの恩恵を最大に受けろ
2 . 自分から動け
3 . 勉強する癖をつけろ

難しいことはありません。
順番に解説していきますね。

1 . 所属クラブの恩恵を最大に受けろ

これは決して、所属クラブからお金やモノをいっぱい貰いなさいということではありません。

みなさんは自分の所属チームがどのようなパートナー企業様に支えられているか気にしたことはありますか?

サッカークラブのパートナー企業様(いわゆるスポンサー)の数って他のスポーツに比べて、多い方だと思います。
これはスポンサー収入の額ではなく、企業数です。
しかも、いろんな業種の企業様がサポートをしてくれています。
地域密着型になればなるほど、各業種を網羅してるんじゃないか、というくらい。

これってかなりチャンスだと思いませんか?
このチャンスを逃してる選手があまりにも多すぎます。

僕が考えるチャンスの活かし方は、2つあります。

1つ目は、「デュアルキャリアとしてパートナー企業で働くこと」です。

引退後にやりたいことが明確、もしくはサッカー以外のスキルを現役中に学びたいという選手が対象になります。
やりたいことがいくつかあって自分の適性に合うかを試したい場合もいいと思います。

例えば、引退後は自分でブランドを立ち上げたいと思ってるなら、パートナー企業の中からアパレル関係の企業を探して、クラブを通して実際に雇用してもらえるか話をしてもらうこともできます。
現役選手をしながら開発の工程やノウハウを学べるなんて一挙両得です。
今後やりたいことが明確なら、かなり活かせそうですよね。

これは所属クラブの看板を背負っているかいないかで、大きな違いがあります。
全くの所縁のない企業だと、門前払いもいいところ。
それがクラブの看板を背負っているかどうかでかなりのアドバンテージになることは想像できますよね。
かなりズルいです。
最初の一言が『いつも応援してくださりありがとうございます!』でスタートできるわけですから。
ただ、次章の「2 . 自分から動け」で詳しく解説しますが、そこにはしっかりとしたクラブとの信頼関係がないと、合わなかったからすぐ辞めましたでは、クラブにも迷惑がかかるし、パートナー企業にも迷惑がかかります。

2つ目は、「コネクションを築くこと」です。

現役選手の中には、プロ契約でクラブ側から副業が禁止されていることもあります。
もしくは、午前中は練習があり、午後からは下部組織の子供たちの指導をされている選手も多くいるでしょう。
全く問題ないです。
チャンスはどこにでも転がっています。

セカンドキャリアでやりたいことがはっきりしているなら、
休みの日でもOFFシーズンにでもパートナー企業に赴き、自分のレプリカユニフォームをもってお礼をしにいきましょう。
その時に「実は、将来はこのビジネスに興味があって・・・」
なんて相談することもできます。
パートナー企業の社長さんもテンション上がって会社の沿革を話してくれそうですよね。
それだけじゃなく、何かいい手助けをくれると思いませんか?
実際に僕は現役中に多くのパートナー企業様を訪問しました。
中小企業から洋菓子店や不動産にも一人で行っていました。(もちろん、クラブから許可を得て)
どの企業様も喜んでいろんな話をしてくれたのを覚えています。

セカンドキャリアがはっきりしていない場合もチャンスには変わりないです。
とにかく、自分を売ること。
現役中にどれだけ名前を売れるか。
サッカークラブは、シーズンはじめにパートナー企業の社長や行政の方々をお招きして決意表明をしています。
このチャンスにどれだけハングリーでいられるか。
(ここぞとばかりに美味しい料理を食べろ、という意味ではないです)

僕は必ずといっていいほど、すべての来賓の方々へ挨拶をしにいってました。
とにかく、自分の名前と存在を知ってもらうために。
当時は今後のコネクションを築くためといった感覚は一切なかったのですが、
支援されている側の選手から挨拶に行くのは当然な話です。
この機会をただの決意表明の場と捉えるか、自分を売り込む最大のチャンスだと捉えるかで大きな差が生まれると思います。
試合会場で見かけた時も必ずお声をかける。
何も難しいことはないですよね。
でもほとんどの選手はできていない。

「地元じゃないし・・」
「好きでこのチームにきたわけじゃないし・・」
「試合に出てないし・・」

ってな理由で。
このご時世どこに行ってもインターネットで繋がっています。
地元とか地方とか好きとか嫌いとかじゃなく、
フォレスト・ガンプです。トム・ハンクスです。
試合に出てる出てないは関係ない。
試合に出れていないなら尚更、ピッチ外でのお話できるチャンスは多くあるはず!距離を縮めるチャンスじゃないでしょうか?

サッカーに専念することもすごく大事ですが、
現役中にできることを理解する。
所属クラブの恩恵を最大に受ける。
クラブ側からすれば、今後こういった選手が増えてくるとクラブの環境としての差別化を図る意味でも、現役中に引退後の人生設計をもサポートできるクラブは、お金よりも施設よりも選手が集まってくるんじゃないかと思います。

パートナー企業様も自社で雇用している選手のピッチで活躍している姿が見られたら、さぞ嬉しいですよね。
選手もクラブも企業もハッピー、パンツはサッピーを目指しましょう。

つづく(次章 「2 . 自分から動け」)


サポートは気持ちだけで結構です。 サポートしたい気持ちは分かりますよ。 でも、それはお互い様です。