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『現役中にやっておくべき3つのこと』Vol.3

前回の続きです。
喋ればトータル3分で終わるテーマもついに最終章へ。
まだご覧いただけてないようでしたら、こちらもお読みください。

『現役中にやっておくべき3つのこと』の3つ目はこれ!

3. 勉強する癖をつけろ

これは、勉強のする内容というより、時間の使い方です。
サッカー選手はご存知の通り、基本的に午前か午後はフリーです。
サッカースクール/コーチをしていたとしても、割と空いてる時間は多いです。
その時間を何に使うか?
「いやいや、午後から8時間働いてるから勉強する暇なんてない」というあなた。
だったら尚更、隙間時間を見逃すわけにいきません。

僕の尊敬する先輩に戸川健太さんという元プロサッカー選手がいます。
今はDAZNで解説などをされていますが、
2004年にレアル・マドリードと東京ヴェルディが親善試合をした際に、
ジダンにマルセイユルーレットでかわされた選手です。
(※本人はこの出来事に関して「あのジダンにかわされるなんてすごく光栄だ」と話してくれました)

健太さんに驚愕したエピソードはいくつかありますが、一つご紹介します。
ガイナーレ鳥取に在籍していた際、シーズン前のキャンプで同部屋になった時のことでした。
僕がゴールデンタイムにバラエティ番組を見ていると健太さんが、
「テレビ切っていい?」と訊ねてきました。
電話でもするのかな、と思っていたので、
もちろん「いいです。」と返事したのですが、
なんと辞書を開き、ポルトガル語の勉強をはじめました。
しかも、どこかしらのサイトからポルトガル語で流れるニュースを聞いて、現地の情報を収集しているようでした。
健太さんは、カズさん(三浦知良選手)と親交が深く、一緒にブラジルに行った際に自分だけ現地の人と会話できなかったことが悔しくて、数年前から独学だけで勉強をしてきたそうです。
それだけでも、驚いたのですが、
さらに衝撃を受けたのはその夜です。

健太さんのゴジラのようなイビキで眠れずにいると、
なんやら隣から寝言が聞こえてきました。
何を言っているか最初は聞き取れないなと思っていたのですが、よく聞くと・・・
ポルトガル語です
そんなことがあるのか!?と、
目を丸くし、この出来事を明くる朝、健太さんに伝えるとゴジラ化したことよりも、
『寝言でポルトガル語が出るようになれば本物だ』
と満面の笑みを浮かべていたのは今でも忘れません。

この出来事があってから、今まで暇さえあれば、ウイイレかスマブラか、おばちゃんが飛ぶしかしなかった僕は時間を見つけては勉強するようになりました。

さてと、
勉強の内容についてですが、なんでもいいと思います。
それが将来きっと役に立つんだって思ってさえいれば。
ジョブズの言葉を借りるなら、『点と点を繋げる』です。
当時は英語を勉強していましたが、
大事なのは何か学ぼうとする癖を作ることです。

僕は現役中に、行動心理士、上級心理カウンセラー、メンタル心理カウンセラーの資格も取ったし(超簡単だったが)、NLPのスクールにも通いました。現役選手かつメンタルコーチってかっこいい、とか思っていたので。
なんなら、中小企業診断士の資格も取りたいと思ってオンライン講座も受講していました。結局、取れなかったけど、家でも、遠征中のバスの中でも、飛行機の中でも、ホテルでも結構勉強しましたね。頭の弱い僕にはだいぶヘビーな内容でしたけど・・・。
これは勘違いしてほしくないのですが、「暇さえあれば」ではなく、「時間を見つけて」勉強するようにしてください。
習慣になり、癖になれば、今まで無駄に費やしてきたスマホアプリや何のためにもならないようなテレビ番組から脱却できると思います。

今、自分が費やしてる時間が投資なのか浪費なのか。


以上、『現役中にやっておくべき3つのこと』、
1 . 所属クラブの恩恵を最大に受けろ
2 . 自分から動け
3 . 勉強する癖をつけろ

についてお話させていただきました!
あくまでも、僕個人の考え方ですが、
現役の方、これから扉を叩く方に参考になればと思います。
それでは、次回をお楽しみに♪

サポートは気持ちだけで結構です。 サポートしたい気持ちは分かりますよ。 でも、それはお互い様です。