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マメを育てる〜その4〜

どうも香川県三豊市で写真撮影・映像制作会社を営んでおります、
藤岡優(ふじおかゆう)です。

私がなぜこの片田舎で写真撮影・映像制作を営んでいるかを、
その2その3と書いてきたわけですが、なかなか話が進まず。。。
ちゃんと終わるのか不安になってきておりますが、今回も続きを書いていきます。

【転機2】映像との出会い

私が部長になって半年くらい経ったころ大阪の大学生が主催する「BUZZSTYLE」と言うZeppOSAKAで行われたイベントに部員が出場することになりました。(まぁ私は地区予選で敗退したわけですが。。) 

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同じ大学生がキャパが2000人の大箱ZeppOSAKAでイベントできることにも驚きましたが、イベントの冒頭に流れたオープニング映像に私は驚愕するわけです。

「あ゛ぁーーーーーう゛ぅーーーーーかっこよすぎる。。。」

その映像をみながらあまりのカッコ良さに感動と同じ大学生が作ったと言う悔しさで、膝から崩れ落ちそうな感覚になったのです。
そして映像が終わった後には「ゔぉぉぉぉぉ!!!!」と会場が超絶盛り上がり、そのテンションでイベントスタート。盛り上がったままイベント終了しその後の余韻までも。とてつもない満足感。

わずか2分程の映像でここまでイベントのクオリティが上がるのかと。
わずか2分程でここまで人を感動させられるのかと。

私はその時、映像の力を身を以て体験したのです。

実はそれまでも、簡単な映像編集をしたことがあったのですが、
そんな体験をしてしまったので、それからと言うもの当時mixiで映像を作った人を調べ、その人が使っているソフトを調べ、パソコンを買い、Howto本を買い本格的に独学で映像制作を始めるわけです。

やっていくうちに、私があの時感動した理由に少しだけ気づきます。
もちろんCGの技術の高さに対する驚きや、映像の構成に驚いたのもありますが、何より私はBGMと映像がシンクロしていたことに感動していました。
というのも、ダンスにおいて音楽に合っているというのは非常に大事なポイントで、曲の節目にある特徴的な音に合わせて技を決めることを「音ハメ」と言います。それができると、オーディエンスは大盛り上がり。

映像も同じで、無意識にBGMを聞きながら曲の節目に何か起きることを期待していて、例えば、その節目に画面が一瞬明るくなる等、何かアクションが起きるととても気持ちよくノッてくるのです。

私が大阪で感動した映像はその「音ハメ」が各所でされており、曲の展開と映像の展開がシンクロしていて無意識に期待されていたところに期待通り、もしくは期待以上の演出がなされていました。

そんな映像を俺も作りたい!

と、ちょうど卒業の年に我々の最後のShowcase(発表会)にオープニング映像を作ることを決意。

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知り合いに業務用のビデオカメラを借り、部活にもあまり行かず、大学の授業は当然いかず、家にこもってセコセコと作った私の処女作がこちら。(色々とツッコミどころはありますが、若さゆえの演出でございます。何卒ご容赦ください。)

何度も言いますが、若さゆえの演出でございます。イタいところもありますが私が映像を始める重要な作品ですので、何卒、何卒ご容赦ください。

さて、このオープニング映像で作るのにあまりに時間を費やしたせいで、肝心のダンスはボロボロ。
オープニング映像が良くても肝心のダンス(中身)がボロボロだったので、少し後悔の残る発表会となりました。

映像に関しては、肝心の「感動」を与えられたかはわかりませんが、当時それなりに評価をいただきました。
大学のホールやスタジオを撮影で使わせていただいた事もあり、映像製作やデザインをする別の学科の教授から「授業で発表してほしい」と言われ「こんなマスターべション動画が授業に使われて良いのだろうか」と疑問を持ちながらも発表したり、なぜか定期的に学校内のデジタルサイネージで上映されたりということもありました。

そんな大学最後にして、製作した映像が思わぬ評価を得てしまい、少し勘違いした私は東京の映像制作会社でBIGになると決めます。

鉄は熱いうちに打てと言うことで、就活を始めようとしたその時。。。。

「授業の出席日数がたりません。」
「このままでは卒業できません。」

え。。。困ります。。。
僕やっとやりたいことができたんです。
僕BIGになるんです。
しかも、僕高校2回行ってるんで、この時点で僕一年遅れてるんです。。笑
今思えば2年位遅れても問題ないのですが、当時の私はとてつもなく焦ります。

そこからは就活はやる暇もなく、各教科の先生に土下座手前のお願いに。
なんとかレポートで勘弁していただけないかと。
寝る間も惜しんでレポートを友だちと作成した結果。。
なんとかギリギリ卒業できました!

冬休みand卒業式 123


大学を無事卒業後し、「俺はBIGになる」と就活を初めます。
作った映像をサンプルに東京の映像制作会社を回り、運良く3社もの内定をいただき魅力的だった小規模な映像制作会社に就職。


BIGになるべく私の東京での生活が始まります。



今日はここまで。
来週もよろしくお願いします。

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