見出し画像

「いつも傍にChantyを」 "たまたま"集まったメンバーが、"たまたま"できた音楽を奏で多くの人の心に響く。なんて素敵な出来事だろう ニューシングル「春煩い」をリリースし、ツアーファイナルを迎えるChanty全員インタビュー



☆ ニューシングル「春煩い」についてお伺いしたいと思います。タイトルからまず"春を煩う"としてしまうところが個人的には芥さんらしいなというか、Chantyらしいなと思いました。歌詞にも"煩わしい春"がたくさん書かれていますが、芥さんこの曲について解説していただきたいと思います。
芥 Chanty自体が春に色々起きがちで、「今年も春が希望という名の嘘をつく」という作品を4年前にリリースしてから、たまたまいろいろなことが春に起こることで、自分が勝手に意識しすぎちゃってるんですよね、春に対して。構えすぎちゃってるんです。良いこと悪いことなんて、常日頃起こってるはずなのに、"また春だ"とか、そういう出来事に結びつけがちだなと思って。
それがちょっと嫌だから"そろそろ春にそういう事思うのやめよう"って、春を潰したいっていうか、春に対するそういう思いをここで封印しておこうと。全部、春に対しての煩わしさをここに書き切ってしまおうっていうところからタイトル先行で作った曲ですね。
☆  皆さんは芥さんからタイトルを持ってこられて曲を作ろうってなると思うんですけど、どんな印象でしたか。
白 煩いっていうところで明るくはないよねっていう印象。
野中拓 確かに。
白 芥さんが持ってきてくれた大元の原曲の部分では、そのイメージがすんなり入ってきたんで。
芥 最初のイメージみたいなものを持っていって、その曲に「春煩い」ってつける予定ではなかったでんですけど、CDタイトルとして「春煩い」ってなればいいやって思ってたんですけど、先にCDタイトルさえ決まっちゃえば、いろいろ業務的なこともやりやすいだろうっていう...。
一同 
白 リアルな話ね。笑
芥 あとは2曲入りって言っとけば大丈夫かな、って。そんなことも実際は踏まえてましたよ、ほんとに。笑 でも、「春煩い」っていうタイトルをすごく気に入ったんですよ。僕、Chantyのタイトルつける時に1度決めたら絶対にググるんですよ。それでピンポイントに出てこないかだけは1回確認するんですよね。前作の「スライドショー」とか誰でも言ってそうな言葉とかは別にやらないですけど。自分が造語として作ったようなものに関しては、絶対に調べるんです。でもこの「春煩い」って言葉は出てこなくて、この言葉は世界に広めるべきだなって思って、そこから始まりました。
☆ もうこれはChantyの言葉ですよね。
芥 Chantyの言葉です。
☆ 他が使ってたらChantyのパクリですよ。
芥 そうです。
一同 
野中拓 俺も初め「春煩い」って言葉あるんかなって思ったんですよ。
☆ 語呂が良いですもんね。
芥 そうなんですよ。
野中拓 語呂が良すぎて、別に調べることもなく存在する言葉なんだって思ってて、逆に無いって知ったの割と最近です。
一同 
野中拓 芥さんらしいですよね。
白 確かに。造語にも関わらず曲の雰囲気もすごいぴったりだなって思ってしまうとこもまたすごいよね。
成人 多分「春煩い」に関係なく歌詞つけたとしてもちゃんとパッケージしてくるっていう。全部「春煩い」っていう言葉に全部繋がってくる。
☆ 確かにそうですよね。皆さんベタ褒めですね。
野中拓・白・成人 ベタ褒めですね。
芥 本当にChantyやってて良かったなって。笑
一同 爆笑
白 しみじみ。
芥 しみじみ思いますよ。Chantyだから言える言葉ってあるんですよ。
白 あーそうかもね。
芥 僕、世界観とか持っていがちだと思われるんですけど、僕は業界きっての普通人だと思っているので、それがChantyの中で上手くこう泳げてるのはお客さんをはじめ皆様のおかげだなと思ってます。
☆ Chantyのレコーディングはどのような雰囲気ですか。
芥 いつも良くも悪くも物事がスムーズにいきすぎちゃって、レコーディングの話はいつも振るわないんですよ。笑
白 レコーディングやるぞっていうよりはスタジオとかで演奏する延長上にあるというか、それぐらいそんなに気負ってないよね。
野中拓 うん、全然。
芥 細かいところをスタジオでちょろっと。だからいつもインタビューで"たまたま"ですっていう言葉が大量に出てくる。笑
野中拓 たまたま上手くいきましたって。笑 今までやってきてレコーディングで行き詰まったこと多分1回もないんですよ。本当にスムーズ。
芥 そうですよね。8年間、"たまたま"の連続で続けられてきてるんで。
野中拓 本当にそう、8年間本当に"たまたま"。
芥 "たまたま"なんかフレーズ出てきたり。
野中拓 "たまたま"なんかちょっとここで歪ませたら良くなったり。"たまたま"こうしたらすげぇ良い感じになったっていう。"たまたま"なんです。
芥 "たまたま"バンドが続いてる。
一同 爆笑
芥 気付いたら8年。笑
野中拓 "たまたま"このメンバーだったからね。笑
芥 "たまたま"です。笑
☆ "春"というワードがでたので、芥さん以外の春のイメージもお聞きしたいです。
白 個人的にはやっぱり一般的な概念に洗脳されていたというか、メディアに出てくる春のニュースって基本明るいじゃないですか。だから全体的に"あぁ明るいもんだな"って思ってたんすけど、でもこの「春煩い」って曲が出来てあらためてよくよく考えたら"いや確かにそうだな"って。確かに春って明るいことばかりじゃないよねっていうのは気付きましたね。
成人 五月病ってよく分かんないですよね。具体的でもないじゃないですか、結局、病名でもないし、五月病も実は造語なんじゃないかって。そう思って事を解決してるような気がする。そう思ってれば気が楽じゃないとか、そういう逃げ道なのかなって。
芥 それいい言葉ですね、逃げ道。
成人 だって具体的に、例えば熱とか風邪とかでもないし、そう思ってれば五月病だなって済まされているというか、不思議な言葉と季節だなってめちゃくちゃ思います。
野中拓 俺は花粉症だな。
春といえばね。
野中拓 あと春が終われば誕生日だなぁ。って毎年2月3月ぐらいから思ってます。
そんなに前から誕生日意識してるんですか。笑
野中拓 してないです。笑 でも春夏秋冬に対してなにか感情を意識することが今までなかったんで。そこに対しての感情が皆無だったんで、だからそのみんなが思ってる春、みんなが思ってる夏とかが正直分からないところがあるんです。だからこういう芥さんが書く歌詞とかを見て、"なるほど"みたいなことを得ていくスタイルというか、元々、季節に対しての器が空っぽなんで、そこの器にちょっとずつ入れていく感じですかね僕は。メンバーから吸収していくスタイル。笑
☆  春って一般的に桜のピンクをイメージするかと思いますが、「春煩い」のジャケットが黒だったというのも印象的だったんですけど。
あれは野中くんがデザイナーさんと相談してね。
野中拓 そう。僕がメンバーの意見をまとめてデザイナーさんと相談してやるんですけど、「春煩い」を聴いた時に僕の中で「今年も春が希望という名の嘘をつく」と結びついたんで、僕の中で黒のイメージになりましたね。
芥  「今年も春が希望という名の嘘をつく」とちょっとリンクした。
野中拓 曲ももちろんですし普通ピンクですよね。でも黒だったんですよね。希望ばかりではない春。
☆ リンクしていると言えば「春煩い」の歌詞の中にも"「今年も春が希望という名の嘘をつく」と歌ったのは誰でしょうか わかったふりするなよ"というフレーズがあります。
芥 捉え方は多分いろいろな意味に見えるし、僕だけの解釈になるんですけど、僕の中のまだ諦めたくないという思いがある。春に関してそういうふうに思って捨ててるというか卑下して”春だから”みたいな感じに思ってたくないというか。幸せな春だったり新しい生活だったり、新しい世界に駆け出していくみたいなものに関しての憧れを多分まだ持ってるんですよね。だんだん年齢を重ねていくごとにそういう気持ちって無くなってくじゃないですか。自分が春に対して持ってるネガティブな要素を「今年も春が希望という名の嘘をつく」っていうタイトルとしてだけですけど4年前に提示したんですよね。そういうわかったふりをしてる自分に対して"いやお前本当はそんなこと思ってない。そんなふうに思いたくないんだろ。"っていう思いを一筆書きたかったというか。この歌詞自体が全編がその自分の経験談から基づいて広げたところだったりするので、春に対しての諦めたくない気持ちがここに出たのかもしれないかなって思ってます。
本当は春が好きなんですね。
芥 だって誕生月ですしね。4月。そう本当は春が好き。
春に生まれた人は春が好きなイメージです。
野中拓 誕生日が春よりなんですよね、白くん以外は。
芥 そうそう。
野中拓 3月、4月、5月でね。
芥 多分そういうことですよね。多分本当は雰囲気に跨って"わーっ"てやってたいんですよね。でもそういうこと言っちゃってるんで、自分の中でちょっとその気持ちを殺そうっていうのも若干ありましたね。
じゃあご自身に向けた。
芥 そうですね。この曲の中の主人公、イコール僕になるかもしれないですけど、そういうところはあるかもしれないです。
☆ 2曲目は「ダイアリー(アコースティックver.)」ですが、今回のインタビューでなぜこの曲をアコースティックバージョンとして入れられたんですかと聞こうと思ったんですけど、その質問が愚問になるぐらい「春煩い」からこの曲の流れがしっくりきますね。
芥 これは成人くんきっかけなんですよね。
成人 本当、偶然だよね。ピアノのこの2曲が並んで。もちろん最初から「ダイアリー(アコースティックver.)」を入れるってなってたわけじゃないんですけど。それがこう並んだ時にこんなにマッチするんだっていうのが改めて並べて聞くと思いますよね。
☆ まさか、"たまたま"ですか?
芥 本当はアコースティックアルバムを作って、アコースティックツアーをやる布石として、前のリリースの時に一曲録っておいたのが「ダイアリー」だったんですよ。それから成人くんの手のこととかもあったりして、その話は流れてしまったんですけど、「春煩い」自体、成人くんが活動を止める前にもう一本作品を作りたいっていうテーマから急遽始まったものだから、それも含めて「ダイアリー」もここに入れようって。すごい並びのいい、曲になってよかったです。でも"たまたま"です。笑
☆ いや、これはズルイよって思うぐらいマッチしてましたね。
芥 いやそうなんですよ。
白 入れてみたら、おやぁ?みたいなね。笑
野中拓 メンバーが一番びっくりしたもんね。もともとこの2曲でいこうという考えがなかったからこそ、自分たちも感動できるって凄くないですか。
白 確かに。自分たちすら予想外のことできるっていう。
芥 確かに。
野中拓 聴いてくれる人もそう感じてくれるんだったら。
芥 してやったり。ラッキーですね 笑
野中拓 うちらもラッキーです。
白 みんなラッキー。
芥 僕らがリスナーとしてもラッキーだよね。
野中拓 確かに。バンドメンバーってメンバーやけど実際自分のバンド1番好きじゃないですか。だから出す音源とかも、"かっこいいやん"てなったらやっぱ1番嬉しいですし。だからラッキーなんですよ。
☆ 当初のアルバムに入っていたものよりも熱量が高く感じました。
成人 この曲に関しては当初からテーマ性が違うよね。全く同じ進行かもしれないけど、全然登場人物違うくらいの感じなのかなって印象。聴き手としてはよりそれを感じる。
芥 楽器のアレンジもね、度々変わってる曲だからこそだよね。よくよく考えたら、確かに「ダイアリー」はやり始めた時から結構変わってるっていうのはお客さんも周知の事実なんですけど、歌い回しも今の方が熱量高いって思うと最初の「ダイアリー」は歌詞に対してもそういうつもりで歌ってなかったかなって。もっと淡々としてたかもしれないですね。その時はその時のイメージで歌ってたんですけど、今はこの主人公も歩き出してるんで。
そういう意味ではこの曲の主人公がアルバムを歌ってた時よりも前を歩いてるので、歌い方もやっぱり力強くなってるだろうし、かと言って別に悲壮的な感じともちょっと違う表現をできてるんじゃないかなって個人的には思います。
野中拓 「ダイアリー」ってライブで結構やってるんですけど、最初の頃に比べたらだいぶ印象変わってない?アルバム出した当初って今の立ち位置の「ダイアリー」になるなんて誰も思ってなかったと思う。
成人 確かに。
野中拓 結構ライブによって変わるよね。変わるのも芥さんの息遣いだったり気持ちだったりが大きいんですけど。今回、アコースティックバージョンでまた違う芥さんの気持ちだったりして、一番Chantyでいろいろ色を持ってる曲な気がします。
白 表情豊かだよね。
芥 全然、僕がどうとかじゃないですけどね。演奏とかライブでもお客さん棒立ちのもともとそういう曲じゃなかったんですけどメンバーが声張り上げて、お客さんを煽りながら何かを吐き出してぶつけていくっていう感じの、楽器、演奏も含めてもうそういう風になってるのでなんか不思議な曲だと思います。
☆ 個人的なイメージですが、Chantyって少数派と多数派の真ん中を歌ってるバンドだなって思ったんですよね。声が大きい人ほど世の中に届きやすいけど、多分言葉にできない感情って持ってる人が世の中に沢山いて、文字にもならないし耳にも入ってこない人達の声っていっぱいあると思ってて、でも実はそういう人たちの方が多いんじゃないかと。その真ん中がChantyなんじゃないかと。うまく言えないんですけど。
野中拓 でも、言いたい事は分かる気がします。
芥 それ凄い嬉しくて。書いてること自体は本当にそれでしかないっていうか、常温なんですよね。常温の熱が高い人低い人とか、病んでるとか、凄い前向きだとかそういうところじゃない事を僕は書き続けてると思うし、知らないうちに首が締まってく感じだったり、追い込まれたりとか、平熱の恐ろしさみたいなものを常日頃感じてる。そういうネガティブなところだけじゃなくて当たり前にそこにある幸せみたいな事だったりっていうこともより的確に伝えたいっていうのが、僕の中ではモットーかなと思ってるところがあります。詩を書いてるのはたまたま僕ですけど、多分メンバー全員そういう人達の集まりだなって思うので、普通の人達なんですよね。
白 そうだね。
芥 ザ・普通の人達なんですよね。
☆ 大きな声だったり多数派が実際、本当なのかどうかって凄い怪しいなって。イエスかノーだけで決められないこともあるんじゃないかと。
芥 そうですね。
☆ そうじゃないところのどうしようもないところみたいななんか、実はみんな持ってるものみたいなものがなんかChantyっぽいなって思ったんすけど。
芥 曖昧が真実だったりしますからね。
野中拓 思ってても言わないことってあるじゃないですか。2択だったらイエスかノーのどっちかを言わないといけないみたいな。結構俺もあるんですよ、思ってても言えないこと。メンバーに対してとかじゃなくて、世間に対しての発言だったりとかのことで、言えないことをすごい繊細な言葉で言うイメージがあるんですよ、芥さんの歌詞って。オラついてないじゃないですか。"オラァついてこいよ"みたいな歌詞じゃないんで全体的に。芥さん自身も繊細なんで。そういう人だからこそ書ける歌詞なんだろうなってめっちゃ思うんですよね。日本国民ってオラついてる人もいれば、シュンってしてる人の方が多いと思うんですよ。"ワーッ"て人が目立つんですけど、実は自分の気持ち押し殺してる人の方が多いと思うんですよ。実際は分かんないですけど、自分はそう思ってるんで、そういう人になんか響きそうな気はするんすよね俺は。自分には響くんで。
芥 でもね、届かないんですよ、大体。
野中拓 でもそれは反応がないから届かないんじゃなくて、届いてるかもしれへんけど反応がないだけかもしれないから。
芥 なるほど。でも俺、正直自分の書くことって必要がないメッセージだなって思ってるんですよ。必要なければそれでいいメッセージというか、別に気づかなくてもいいことを当たり前に感じてる人が多いものを歌ってるつもりなんで、必要になったら手に取るとこにあれば、別に必要だってなんなくていいことを僕は書きたいんですよね。なんか必要なかったらそれで全然いいです。でも僕らの音楽を聴いてくれたり必要な人は僕ら4人は必死に守ります。なんで必要なかったら側に置いといてもらえれば、そっとあればそれでいい音楽なのかもしれないです。
☆ 1年以上、コロナ禍が続く中で、コロナ禍に入った直後と一年経った今のお気持ちでなにか変化はありましたか。
白 個人的に思ったのは、最初の頃って周りの状況も何が正解なのかが分からないから周りを見て様子見て動くっていうイメージだったんですけど、ここ一年過ごして、結果、見てた手本としてたものが正解かどうかっていうのが結局分からない状況じゃないですか。だから結局、今は自分で決めて考えて行動しなきゃいけないんだなっていう気持ちにシフトしてったっていうのはありますね。どうしても行動を起こすとしても賛成派と反対派が現れて何かしら言われることもあると思うんですよ。それは確かに怖いんですけど、自分でちゃんと決めて思った方向に進んでいかなきゃいけないんだなって最近は考えが変わりましたね。
成人 今回リリースをしてあらためて思ったのは、ライブとリリースってやっぱ本当全く別物だなってっていうの実感しました。Chantyはコロナ禍に入るちょっと前に正体不明をリリースして、後のワンマンツアーだったりが延期になったんですけど、そのリリースの時じゃなく、今作をリリースするにあたって今現状でもまだ来れてない人って全然いると思うんですよ。うちらもここ半年くらいライブしてますけど、やっぱりまだそれが実感できてない人も沢山いる中で、音源をリリースすることによって新たなChantyを更新できてる人がいるんだなって最近すごく実感していて、ライブだけじゃないんだなって、リリースの有り難みっていうか音源を作ることの大事さをというのを痛感したかもしれないですね、コロナのおかげで。
野中拓 コロナを好きな人は絶対いないと思うんですよ。でもだからそういう時にこそ、前作の「色を失くしたこの街で」っていう音源の曲もこういう時期だからできた曲だと思うんです。普通に活動してたらあの曲無かったかもしれないですし、コロナ禍だからこそプラスに思えることを見つけていくのも大事だと思うんです。
うちらは音楽やってるバンドマンなんで音楽でしかできないんで、そういう曲も出来つつ、今回の「春煩い」もそうですし。もしかしたらコロナ禍になってなかったら出来てなかったかもしれないですし。このタイミングでリリースしようってなってないかもしれないですし。芥さんがさっき言ったみたいにその曲を好んで聴いてくれたり、必要で聴いてくれる人がいるんだったらそれもそれで音楽を生み出してるバンドからしたら1番の幸せだなって思うんです。だからコロナになって良くはないけど、嬉しくはないけど、ある意味幸せですね。幸せだけど嬉しい...難しいですけどそういう感情にはなりますね。コロナは嫌いですよ。笑
芥 いろいろ思うことはメンバー各々言ってくれたと思うんで、自分はライブに対してなんですけど、名古屋のHOLIDAY NEXTでワンマンツアーを再開をしたわけなんですけど、あの時まだ対コロナっていうライブだったなって。嬉しかったし、気持ちも入ったし、お客さんにもありがとうって思えたし、配信もしてたから距離を超えて伝えようって気持ちもあったんだけど、あの時、対コロナのライブをしてたなって最近思うようになって。やっと最近そういうことが関係なく、勿論動きだったりお客さんやこっちのアプローチの制約はある中ですけど、ライブできるようになってきた感じがしてるんですよね。具体的には何とは言えないんですけど多分、Chantyかっこ良くなってきてる気がして。コロナだから制約があるとかないとか関係なく、そういうの排除してやっとChantyのライブをあらためて追求できるようになってきてる感じがしてるんですよね。だから具体的にどうってわけじゃないんですけど少しずつライブ自体の温度感だったり、臨み方が個人的に変わってきてると感じています。
6月13日の赤羽ReNY公演が控えております。いろんな思いでこの日を迎えるファンの方がいらっしゃると思いますが、皆さんはその公演をどのような気持ちで迎えられますか。
白 そうですね。元々がは去年のツアーファイナルに僕が加入してから1周年っていうことで設けられたライブで、それがちょうど1年後にとれたんで加入2周年ということで、それだけでいったらツアーもファイナルだし記念日的なものもあるし、おめでたい日なんですけど、もちろん楽しい気持ちもあるんですけど、それと同時に今のこの体制でやれるのが一旦最後になるので、全然当日も楽しくやると思うんですよね、なんだかんだ結局。ただその終わってしまうのが少し寂しいなっていう気もやっぱりありますよね。このツアー自体もそうですし、この今の4人体制が一旦終わってしまうていう寂しさは持ちながらライブはするとは思います。別にそれは全然ネガティブな悪い意味とかではなくて、何にしてもこの1年2ヶ月ぐらいかかってしまったけど、このツアーをちゃんとやり遂げることができるっていうことでそれ自体も嬉しいし、良い日にしたいなって思っています。
成人 自分としてはタイミング的に色々あるんですけども、白くんが2周年迎えて、自分がChantyとしてそこにいて、いつも通りChantyのドラマーとして立てて笑顔でその日を迎えるというだけというか、僕のことは二の次というか、僕がChantyのドラマーとして立つっていうをいつもどおり考え過ぎず、元気な姿でいつも通り叩いて、ツアーファイナル迎えられたら一番いいなって思っています。
野中拓 現状の体制が一旦、最後になるっていう覚悟は決めてるつもりなんですけど、実際その時のステージに立って終わってみないとどういう考えになるか分かんないです。多分色々考えると思うんですよ。覚悟してるって言いましたけど明日になったら覚悟決めてるのに違う感情になってると思うんですよ。ただ言えるのはなんとか完走できるっていう嬉しさもあるし、それを"一緒に完走できました。ありがとう。"っていうのを伝えるライブにしたいっていうことしかか今は言えない感じではありますね。
☆ では、最後に芥さん。締めの言葉と共にお願いします。
芥 ファイナルが嫌いで。ファイナルとか自分のフューチャーされるイベントの日とか、何かしらその括りがある日って意識しすぎちゃって本当に嫌なんで、何にも考えないようにしてます。本当にそれぞれいつもと一緒の感じのノリでできればと思うんで、あまりこの日だからどうっていうのは白くんの二周年もあるし、成人くんの現段階での一旦お休みっていうのもあるんですけど、それも踏まえもう僕はそういうことに意識はいってないので、いつもどおり究極のいつも通りをお届けできたらと思っています。だからこれからもChantyをよろしくなーってことで。

Chantyオフィシャルサイト

FIVESTARS MAGAZINE Instagram

「FIVESTARS MAGAZINE」冊子版通信販売

fiveStarsオフィシャルサイト

冊子版発売中!

画像1


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?