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「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論431」

フィットネスビズ

みなさん こんにちは アバター近藤です。

「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。

「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第7号(2003.9.25発行)「業態の研究」25~※名称等は当時、一部文章省略

Ⅲ業態の分析

(5)パブリック系のフィットネスクラブ(ワンコイン型時間制コンビニエンスクラブ)

課題と将来動向

経営上の課題は、需要開拓~来館・登録または入会促進~定着・紹介入会獲得という一連のシステムをきちんと築き上げ、売上高をさらに高めていくことであるが、とりわけ本業態においては需要開拓と売上高をマキシマムにする料金システムの開発の2つが重要となる。

需要開拓においては標準的なフィットネスクラブとの違いー特に、ストレスやプレッシャーを抱くことなしに気軽に参加できること、料金がリーズナブルであるーを明確にして地域全体に広く低コストでアピールしていく手法を確立することが望まれる。

効果的な広告宣伝・販売促進手法を見つけ出せれば、会員制のフィットネスクラブに入会することに抵抗を持っている人々だけでなく、これまで公共のスポーツ施設に通っていた人々、自分なりの健康法を家庭で実践している人々なども、十分取り込める。

出店立地も広げられる。

札幌や新潟といった既に「標準的なクラブ」や公共のスポーツ施設が何軒もある地方中核都市で相応の実績を挙げていることから首都圏のクラブ激戦区に出店してもよい結果が出せるだろう。

ただし、ローコストマネジメントが前提となるため、事業主は遊休の土地・建物を所有するオーナーがフランチャイジーとなる場合だけに限られよう。

売上高をマキシマムにする料金システムの開発という点では、仮説立て~検証を繰り返し、立地に最適な料金システムを見つけだすことが重要となろう。

立地によっては15分100円を10分100円にしてみることや、月会費の4,000円を5,000円にしてみることなども必要となろう。

生活者にフィットネスを啓発し、フィットネスフリークをインキュベートしてくれる「ジョイフィット」のような業態の登場は標準的なフィットネスクラブにとっても歓迎できるものではないか。

出店余地も大きい。

この業態が発展的に全国各地に広がることは業界の発展にも繋がることと思える。

さて、今回の特集では「業態」に焦点を絞って書いたため、「起業」や「ビジネスプラン」については、それほど触れていない。

しかし、新規に事業を起こしたり、その事業への投資を検討する場合には、こうした知識も必須だ。

いずれ機会を改めて、スタートアップや資金調達、キャッシュフローの管理などについてもまとめてみたい。

~ここまで~

前回までで業態⑤の評価はしており、ここではあえて繰り返しませんが、振り返ると業態①~⑤すべての業態がパンデミック以降のニューノーマル時代では、苦戦が予想される評価となりました。

これが意味することは、本記事でのポジショニングマップの基準軸である高客単価or低客単価、総合・一般or専門・特殊で分けること自体に適合性が無くなってきたのではないかとアバター近藤は考えております。

それはつまり、基準軸をニューノーマル時代にフィットするものに置き換え、その中で自社が目指すべき方向性を見い出す必要性があるということです。

この基準軸を的確に見定めることが、ニューノーマル時代に生き残る最初の一歩になると思われます。

本日もお読みいただきありがとうございました。


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フィットネスビジネス(ジム運営)に関する情報プラットフォームとして、コンサルタントとしても知られている代表伊藤友紀等による役立つ記事を閲覧することができます。 ①伊藤友紀の「ビジネス・リフティング365」②目指すはフィットネストレーナー③アバター近藤の「フィットネスビジネス学」