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4月3日(日):コイツ、まだ動くぞ

先般にはガンダムファクトリーヨコハマへ行き、実物大のガンダムが動く姿を見てきました。

これまでも行こう、行こうと思いながらもその度にコロナ等でタイミングを逸してしまっていましたが、ようやく対面できて何よりです。

ガンダムファクトリーに入ると格納されているドック(ゲージ)越しにガンダムの姿が見えてきてその時点でも大きいなという印象でしたが、実際にガンダムがドックから目の前まで出てきて、間近で18mのガンダムが動くさまは想像以上に迫力がありました。

この臨場感は現地で実際に見てみないことには分かりませんでしたから、やはり行ってみて良かったなと思いますね。

また今回はガンダムドックタワーという特別展望デッキがあり(有料)、高さ15mや18mからガンダムの頭部や背部、腕部などの細かい部分や動きを見ることができたのも新鮮な感覚でした。

とにもかくにも18mの実物大ガンダムを動かすのはスゴイことだし、一大プロジェクトが結実したのはガンダムファンとして勝手ながらに嬉しい限りです。

施設内にはガンダムラボというエリアがあって、こちらでは動くガンダムの仕組みや構造についての解説もなされていましたが、本プロジェクトは様々な企業、技術者が集っていて、それぞれの企業の強みを持ち寄った先端テクノロジーの結晶という側面もあります。

以前にはNHKでドキュメンタリーも放送されていましたが、あの巨体でありながらサーボモーターによって、誤差0.02度の範囲で姿勢制御ができると言うから驚きです。

そして高さ18mともなれば重量は尋常ではなく、例えば手首から指先の部分だけでも200キロもあり、各関節や全体を動かすための力を生み出す減速機は、このプロジェクト用の特注ということでした。

あとは全体の動きをコントロールするプログラムなど、そこには各企業や技術者の持つ知的財産が凝縮されていますね。

そうした様々なものが組み合わされて、はじめて「動くガンダム」が成り立っているのだと思うと本当に感心するばかりです。

私の影響ですっかりガンダム好きになった10歳の長男と今回は一緒に行ったのですが、息子もリアルなガンダムとの対面に喜び、その迫力や精緻さに魅了されている様子でした。

このガンダムは半ば「魅せる」ためだけに作っていて、ロボットとして何らかの作業や役割を担う実用性はゼロです。

それでも企業などの枠組みを超えて、これだけ多くの人が集い、そこに熱量を燃やしてそれが具現化されたのは、やはり対象が「ガンダム」であったからなんだと思います。

想像とアニメの世界でしかなかったガンダムが現実に動くようになったことで、そこからまた大きな夢が広がっていくことにはなるのでしょう。

かつてガンプラを作りながら「いつかはガンダムを作りたい」と思った少年がエンジニアに育っていったように、このガンダムを見た中から将来の有能なエンジニアも生まれてくるのだと考えれば、それもまた夢のある話です。

個人的にもこの先のガンダム50周年に向けたチャレンジに期待をしたいと思います!


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