見出し画像

「アバター近藤が解説する業界史~逆タイムマシン経営論627」

皆さん こんにちは アバター近藤です。
「逆タイムマシン経営論」として、業界唯一の経営情報誌であるフィットネスビジネス誌のバックナンバーを引用しながら、それぞれの年のトピックスや記事について、示唆することは何かをアバター近藤なりに解説していきます。
「歴史に学ぶ」とは良く使われる言葉ではありますが、フィットネス業界史について、詳細に検証した文献は恐らくないと思いますので、これから良い歴史を作るために何かしらのお役立てになれば大変うれしく思います。

~Fitness Business通巻第19号(2005.7.25発行)「女性専用小規模サーキットスタジオ」4~※名称等は当時、一部文章省略

日本における女性専用小規模サーキットスタジオの市場推移
欧米を中心にここ数年で急速に市場に浸透した女性専用小規模サーキットスタジオは日本でも2003年6月のJサーキット北緑丘店を皮切りに、年々、倍増してきている。
2005年7月現在、日本で最も店舗数が多いのがビーラインの11店舗。
その他の同業態チェーンもそれぞれ速いペースで店舗展開を進めている。
通常、損益分岐会員数は平均150~250名であるが、その採算ラインを当初数ヶ月で超える例が多く、東京都心でいち早く店舗を展開しているBodiesでは開業後数ヶ月で500~600名の会員数に至るなど、日本における同業態へのニーズやビジネスとしての成功可能性も徐々に確実視されつつある。
カーブスが今年11月に合計20店を全国に出店する予定でもあり、日本の同市場の成長も一気に加速することが予想される。

女性専用小規模サーキットスタジオ年表
2003年(3店舗)

2003年6月 Jサーキット北緑丘店
2003年9月 Jサーキット苦楽園店
2003年10月 Bライン小笹店

2004年(新規9店舗・合計12店舗)
2004年4月 Bライン室見店
2004年7月 フィッツ・ミー東武練馬店
2004年9月 Bライン大橋店、Jサーキット西宮店
2004年10月 クイックフィットBM30御徒町店、クイックフィットBM30館林店、クイックフィットBM30三郷店、Bodies渋谷店
2004年12月 30×30湯河原店

2005年(新規41店舗・合計53店舗)
2005年2月 Jサーキット芦屋店、Jサーキット亀戸店、クイックフィットBM30川口店、フィッツ・ミー大山店
2005年3月 Jサーキット都島店、Bライン曽根店、Bライン熊本・健軍店、Bライン鳥飼店
2005年4月 Bodies丸の内店、フィッツ・ミー有松店、30×30松山店
2005年5月 Bodies神戸店、Jサーキット武蔵村山店、Bライン佐世保店、フィッツ・ミー千種店
2005年6月 Jサーキット曽根店
2005年7月 カーブス戸越、Bライン中野新橋店
2005年8月 カーブス都立大学、カーブス町田、Bライン久留米店
2005年11月 カーブス20店舗オープン予定

~ここまで~

サーキットジム黎明期の出店立地はとてもバラエティーに富んでおり、手探りで成立可能性を追求している様子が伺え、興味深い年表となっております。

現在、無人コンビニジムのチョコザップが昨年より出店を加速しており、スタッフを配する必要性がないことから、上記以上のペースで増殖することが確実と言えます。

当初、サーキットジムに対して、業界人は胡散臭い目で見る向きがありましたが、その後、大きな成長を遂げました。
その意味で、チョコザップに対しても、懐疑的な見方をしたい気持ちはあるものの、一般ユーザー、ライトユーザーの目にどう映っているかを基準に客観的評価する必要があると思います。

お読みいただきありがとうございました。

宜しければサポートお願い致します!