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365日色の話 ドラマと色「エンジェルフライト」の米倉涼子さんです。

世界で日本人が事故や事件に見舞われ、亡くなった人を、「おくりびと」のように整え、家族にお返しする仕事のボスを米倉涼子さんが演じています。

久しぶりに米倉涼子さんのドラマを観ることができました。
大変な病気が発症し、苦しんで一時は引退も考えていたとか・・・

米倉涼子さんといえば、
医療ドラマ「ドクターX外科医大門未知子」
米倉涼子さんのパワーとストイックさ、
すべての魅力が凝縮されたエンタテイメントドラマが
代表作ですが、

松本清張の「黒革の手帳」「家政婦は見た!」等々。
演技力がスゴイ!

大河ドラマ「武蔵」では斬新なお通役にも挑戦し、存在感抜群でした。

「ハルとナツ~届かなかった手紙」も胸を打つ名作ドラマです。
高倉ハル役も素晴らしかったです。

今回のNHKBSドラマ「エンジェルフライト」は
WOWOWドラマとして公開されていました。

第1回は
親と決別して出ていった息子が、
マニラのスラム街で抗争に巻き込まれて死亡。
なぜ、抗争に巻き込まれたのか・・・
那美とスタッフは、急きょ消えた遺体を探すことに。。。

第2回は
アフリカでテロが発生し、インフラ開発に携わる日本人6名が犠牲となり、
テロの銃弾で亡くなった方々の
危険な地域に行くことになった経緯や家族の後悔、そして・・・

米倉涼子さんの思いの深い演技に毎回泣いてしまいます。

子供が生まれる目前で命を失い、
子供を見られなかった夫。
結婚式目前なのに、
夢である海外で活躍したいと活動していた女性。

スタッフたちは、
現地では、家族のそれぞれが抱える後悔や絶望や憤りを受け止めながら、
日本にご遺体と遺族家族と一緒に帰国します。

銃弾の痕で家族には見せられない体や顔を修復し、
最後に優しい気持ちで語らってもらえるように、
万全を期して、
でも、目立ってはいけない仕事だと新人に教えます。

アフリカの危険地域に行ったのだから、
自己責任だと
マスコミが遺族に追い打ちをかけます。

息子を失った父親は「息子を誇りに思います。
このことで、活動がとん挫されませんように。」と訴えました。

このドラマは、
理不尽な死に直面する家族の思いに共感し、
寄り添う、切迫した心のドラマです。

いつ何が起こるかわからない世の中、
思いが行違ったままでは、
後悔ばかりが残ることになると
体感させてくれるドラマです。
自分の生き方を振り返りたくなります。

そして、何と言っても、
感情が揺さぶられ、心が熱くなり、心が震えるのを実感します。
あなたも、この感情味わってみませんか。

米倉涼子さん演じる那美もまた夫を亡くしているのか・・・

米倉涼子さんの鬼気迫る演技や他の個性的な俳優陣の演技が
見ごたえのあるドラマにしています。

ぜひ、ぜひ、ご覧になってください。





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