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365日色の話 ドラマと色 韓国ドラマ「ハッシュ~沈黙注意報~」です。

偶然見つけた韓国社会派ドラマは、はじめは、何となく始まり、面白いのか心配でしたが、ストーリーも演技も本当に素晴らしいです!

ある事件がきっかけで、
仕事への情熱を失い、やる気をことごとく削がれ、
妥協と偽りの日々を送っていた、
元カリスマ、ベテラン新聞記者ハン・ジュンヒョクと
彼の人生に
重大な因縁のあるインターン記者イ・ジスが
理想と現実にもがく姿を描いた社会派ヒューマンドラマです。

日本新聞記者ドラマ「クライマーズハイ」も
リアルで素晴らしいドラマでしたが、

「ハッシュ~沈黙注意報~」は、
どうにも超えられない、不条理な学歴社会という、
韓国の社会を映し出し、
新聞記者の物語なのに、背中がざわざわしてきます。

「毎日韓国」新聞社は、
ぼんやりと事なかれ主義の風土に流され、
「新聞記者もサラリーマン。クビにならずに最後までいく」
が座右の銘の上司。
出世にしか興味がない上司。
諦めて過ぎていく日常が過ぎていきます。

入社から12年のベテラン記者のハン・ジュンヒョクは、
6年前の事件をきっかけに、
やる気を失い、今の状態になっていました。

彼は不本意に、
キラキラした4人のインターンの評価をすることになり、
インターンたちの志が眩しく、
触れていくうちに、
封印していたジャーナリストの血がよみがえり始めます。

そんな時、
局長が「地方大学出身者はうまく不採用にしてくれ」
「地方大学出の記者に質問されても、答えないだろう。」
と言っているのを4人のインターンが偶然聞くことになり・・・

落ち込んでいる地方大学出身のインターンに
希望を与える決意をして、
オフィスに急ぎ、
オフィスビルに着いた時です。

その時、駐車していた車の上に
「バーン」という物凄い大きな音とともに・・・

ハン・ジュンヒョクを演じている
ファン・ジョンミンさんの演技はスゴイです。
はじめは、誰が主役かわからないほど、
社会の不条理の中に紛れていました。
どのシーンも中心なのに、存在感がない。

「噓をつかずに、食べていける職業が新聞記者の私の定義です。」
と最終面接で言う、ユナ演じるイ・ジスの存在感も抜群です。

ベテラン記者ハン・ジュンヒョクは変わっていきます。
その表情や体全体から出る何かが変化していきました。

悩み、落ち込み、覚悟しているインターンとの
メールでのやりとり、
最後のシーンまでの演技は説得力のあるスゴイものがありました。

まだ始まったばかりです。

「ハッシュ~沈黙注意報~」はおもしろい!

ぜひ、2人の戦いを見ていきたいものです。

映像の撮り方、色彩も
深刻過ぎず、ストーリーを引き立てていました。

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