おひとりさまブレインストーミング#26テイカーの見抜き方(GIVE&TAKE)
自宅の本棚に「GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代:アダム・グラント著、楠木健監訳、三笠書房」があります
読んだとき衝撃を受けました
ギバー(与える人)がなんで成功するの?という疑問が、ぬぐえなかったからです
そして、ギバーが成功するためには、テイカーの見抜き方を抜きにして語れません
テイカーの見抜き方について、この本から学んだことを、ここでご紹介します
1.テイカーは「レック」する
レックとは、動物界でオスがメスに自分をアピールする行動
例:オスの孔雀の求愛行動(なわばりを決め、美しい羽根をひけらかす)
ほかにも、求愛ダンスをする、うっとりと歌を歌う、曲芸をやってのける
2.企業の100名を超えるCEOを調査
→テイカーはトップの地位を「レック」していることがわかった
具体的には
・顔写真のサイズが大きい
・私たち(三人称)ではなく私(一人称)を多用する
・報酬がとびぬけて高い
テイカーは自分のことで頭がいっぱいで
自分のことを優れた人間とみなしているゆえの行動をとります。
3.SNSのプロフィールでも見抜ける
・ナルシスティックな、実物以上によく見える写真
・ややきわどい・・・露出度が高く、慎み深さに欠ける
・情報は押しつけがましく、引用は傲慢な印象を受ける
・「友だち」がやたら多い
調査によれば、たいていの人は、直感的にテイカーを見分けることができるとのこと
そもそも人間は、牙もなく爪もなく速くもない、生態系上は弱い生き物です
そこを生き延びてきた本能が、教えてくれるのかもしれません。
4.受け取る前に与えたりする
人は助けてもらうと恩を感じ、お返しする義務がある、と思うもの
この心理をテイカーは利用する
→近々助けてもらいたい人に親切にする
著書にはアメリカンドリームの末路として、ケネス・レイのエピソードがあります。
「恩着せがましい親切」もギブアンドテイクの一種ですが
以下の欠点があります
・受け取る側が、自分がコントロールされているように感じる
・豊かな人間関係の一環というよりも取引のように感じる
このように、テイカーは「うさんくさい」のです。
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