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#82悪女について(ニクヨさん)

先日YouTubeをみていたら
ニクヨさんが一万円もらって
本屋さんで好きな本を買うっていう企画でした

「うわ~、いい匂い☆」
「紙のいい匂い☆」
レジでもず~っとニコニコ
お会計9,640円に、一万円札を両手でさしだしながら
「おっきいのしかなくってぇ☆」
ニクヨさん終始テンアゲです

わたしも本屋や図書館は居心地がいいです
下世話な話
お通じがよくなるんですよ
たぶん、体が整って、いらないものが出ていくんだと思う

私が小説「悪女について」を
実際に買って読んだのは
肉乃小路ニクヨさんのおかげです

ニクヨさんはご自身のことを
ドラァグクイーンではなくニューレディーで
エリザベス女王というよりサッチャー首相
と表現されています

主人公、実業家:富小路公子に近づくために
芸名を肉乃小路ニクヨと決めたとのこと
とても影響を受けている、とはっきりおっしゃいます

深く伺うと、富小路公子から学んだことは
・女性は、強くたくましく生きるには図々しくなければならない
・しかし強くたくましいままでは、ふてぶてしいと反感を買う
・そこで、図々しさにひと手間加える
・つまり、図々しさに上品というベールをかぶせる
・頭を使って、上品に謙虚にふるまい、図々しくある
・こうすれば、反発をくらわず、だいぶふてぶてしく生きていける

つづけて、富小路公子が生涯学び続けた、会計学について
・簿記の考え方を大切にしたことが、彼女の成功の一端を担っている
・彼女は人生を、借り方・貸し方と、仕わけていった
・たとえば、ふてぶてしくあるため(借り方)に
 上品さをまとう(貸し方)、ということ
・自分が人生の経営者だと考えるようになった契機である

忘れそうになりますが
ニクヨさんは生物的には男性です
ですので、「悪女について」をはじめとする
様々な小説から女性を見て
ご自身の女性像を作ろうとなさいました
ご自身はかなりの負けず嫌いとのこと

わたしもニクヨさんをみて、自分を投影している実感があります
怒りや悲しみ、悔しかった経験は
必ず私から何かを生み出してくれます。

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