7月18日

リフォーム会への参加が無い、通常運転の日々が続いている。

概ね、

ネット芸人の仕事と、

養蜂業

のふたつで動く。

昨日は一日養蜂業をやった。今日は昨日やり残した養蜂業をやって、白熱教室のお仕事を進める。

・大黒さんの紹介文がけっこう届いているので反映させる
・足立先生のオーディオの紹介文の下書きまで
・考察先生、マルイチ先生のオーディオの編集と音質調整
(収録時に超風邪で咳が入っているのをどう見切るか、咳を消そうとすると全体の音質が劣化する)

お医者さんのオーディオは一定の層に根強い人気がありますので、次なるムーブメントを巻き起こす予感がある。6月に収録したのに7月発売になるのだからなかなか大変だな。

養蜂業についても今シーズンを費やして新技術の習得に成功した。毎年レベルアップしとる。

それは交尾箱を使っての女王蜂の量産である。マジでみんな興味無い話だとは思うが、大事なのは熱量であって、未来のワイの養蜂弟子とかがこれを読んでたりする可能性もあるだろうから書いておくか。

mini nuc matingという技術で、相応する日本語の養蜂用語は無い。日本では流行ってないからだ。直訳で小さな巣で交配させる、であるが、もっと麗しい訳語が欲しいところだ。

交尾箱という小さな箱に働き蜂を若干数移して、交尾済み新女王を作るのが目的である。
新群育成だったり増群には一般的に、split beehiveという技が使われるし、日本の養蜂も群分割といって同義であり、こっちのほうが一般的だ。

しかし群分割には悪い点が多くある。「採蜜群を潰さなくてはならない」という損失(蜂蜜の収穫量が減る)、交尾飛行に失敗したら無王群になってしまう不確実性を負う、という不満があったのだ。メリットとしては簡単であること。

一方で、技術的な難しさを無視すれば、mini nuc matingのメリットは大きい。しかしこの技術難度というのはけっこう頭の痛い問題ではある。

既存の群を傷めない。これは素晴らしい利点だ。ちょろっとだけ働き蜂を拝借すれば良いので。

そのちょろっとの働き蜂のリソースで交尾済み女王蜂を作れるのだから、メリットは余りにも大きく、苦労してでも習得するべきだと思う。

デメリットが技術的に難しいのとyoutubeなどの情報が海外含めてほとんど無いことで、自分で試行錯誤しながら技術を開拓しなければならない訳である。予想通り、失敗の山を築いた。

最初ラッキーパンチで上手く行ったけど、それ以降はぜんぜん上手く行かない。

①働き蜂が定着しない(逃散してしまう)
②働き蜂がエサ箱で溺死して群崩壊
③弱い群なのでアリに襲撃されて負ける

本当に失敗ばかりだった。大きくは上の3つの課題だったが、それぞれ一つずつ潰して行ったことで、一歩一歩、執念で改良し、昨日この新技術習得にはっきりとした手応えを得た。

①について。

1.王台(女王蜂の幼虫)では働き蜂を統率する力に欠ける。だから逃散する。なので、ちゃんと女王蜂を成虫の形にしてから投入する。これによって働き蜂を惹き付けられる。いきなり別群の働き蜂と、別群の女王蜂を混ぜると、女王蜂殺される事故が多発したため、1日以上の慣らし時間を確保することが大事だ。

2.別の養蜂場に連れていくこと。同じ養蜂場内だと何度やってもだめだった。働き蜂はかなりの確率で元巣に戻ってしまって散り散りになる。

この2点は本当に大事。

②について。

1.砂糖水など液体餌を使わない。高コストだが、蜂蜜を使う。液体餌だとめちゃくちゃ溺れるものだともっと腹くくらないといけない。網戸の網をハサミで切ったやつとか、麻袋とか浮き輪を敷き詰めて、とにかく厳重な溺死対策をやる。

2.溺死原因は根本的には「働き蜂の絶望による集団自殺」なのだと思う。元巣で暮らしていたのに小箱に拉致されて監禁されて、生きる希望も無い。これが溺死の主因だ。①と重複するが羽化女王蜂を使うことで、働き蜂の絶望がかなり緩和されたと思った。自分たちで女王蜂をもりたてて巣を作れば生き残りの可能性があるからだ。

3.砂糖水が痛むことで酒になる。酒入りの砂糖水を飲むと酔っ払ってそのまま容器に落ちて溺死する。人間と一緒。

③について。

1.既存の二段群の上に交尾箱を置くというコロンブスの卵的なアイディアが、実際にかなり有効だった。強群の二段群は働き蜂の警備がやかましく、巣の壁面をアリが登ろうとすると逆襲される。よって、二段箱の天板の上が、対アリにおいて、お手軽簡単な安全地帯ということになる。びっくりのアイディアだった。

ここから先は

114字
①日記こそが己が人生を成功に導く鍵だと確信している。 ②Q.どんな風に日記をつけているのか?A.この程度のもんです ③俺には秘密が多すぎる。

規律と日記

¥500 / 月

日記とは俺の人生の薬である。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?