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「魚肉たんぱく同盟」発足! 開発ストーリーvol.1「鈴廣かまぼこ」11代目 鈴木智博

はじめまして!
「魚肉たんぱく同盟」は、かまぼこの老舗メーカー「鈴廣かまぼこ」と、サッカー日本代表・長友佑都がタッグを組み、魚肉たんぱくを摂ることで健康の幹を育て、世界中のみなさんの身体をもっと健やかに変えていく高たんぱく改革プロジェクトです。
創業155年、完全天然素材のおいしさを極め、化学調味料・保存料不使用を徹底する魚肉たんぱく代表・鈴廣かまぼこと、2022年、前人未到の目標に挑むサッカー日本代表・長友佑都。
両者の知識と技術を結集させ、今後さまざまな角度から魚肉たんぱくの魅力を発信していきますので、どうぞよろしくお願いいたします!

コラム第一弾となる今回は、「魚肉たんぱく同盟」の立ち上げ人のひとり、「鈴廣かまぼこ」11代目 鈴木智博さんに、本プロジェクトにかける熱い思いや発足の裏話などを伺いました。

鈴木智博 プロフィール
平成生まれ。「鈴廣かまぼこ」の長男として育つ。大学卒業後、商社へ入社。世界中に魚を買い付けに行き、水産のダイナミズムを学ぶ。2015年にかまぼこの伝統を継ぐために鈴廣へ入社。現在はマーケティング部を担当し、かまぼこ市場をどう作っていくか奮闘中。また、日本の伝統の味を受け継ぎ伝えていくユニット「Handred」の一員としても活動している。
■twitter : かまぼこ王子 美味しい厚さは12mm、私の好みは13mm

魚やかまぼこを食べてスポーツに励んだ学生時代

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もともと幼少期から社会人リーグまでサッカーを続けていたという鈴木さん。かまぼこ店の家庭で育ったこともあり、練習や試合の前後は魚やかまぼこを食べることが多かったのだとか。
「サッカーはそれほど上手くはなかったですが、魚やかまぼこ食べ続けていたからか、体だけは人一倍丈夫でしたね」
鈴木さんは現役時代をこう振り返ります。
特に試合前に食べるのはいつも肉より魚でした。食べた翌日はパワフルに動けて、しかも体が軽く感じるんですよね。これは、魚のたんぱく質は肉に比べて脂肪が少ないので、消化の際に腸にストレスがかかりにくいから。さらにかまぼこは、つくる際に余分な脂肪分がそぎ落とされるので、良質な魚肉たんぱくのかたまりになるのです。まさに天然の栄養食品ですよね」
こうして、魚肉たんぱくが健康な体づくりに非常に役立っていることを、身をもって感じていたのだそう。
「また以前から弊社では、地元のJ1チーム湘南ベルマーレのオフィシャルクラブパートナーをつとめたり、箱根駅伝の小田原中継所として大会を応援するなど、長く地域のスポーツの振興に貢献してきました。そんな中で、かまぼこは多くのアスリートたちのたんぱく質補給や丈夫な体づくりに活用され、その効果は彼らによって実証されてきました

日本人の魚離れ・たんぱく質不足に歯止めを

そんな体験と相反して、”日本人の魚離れ”、”日本人のたんぱく質不足”という言葉を近年よく耳にするようになりました。
「海に囲まれ魚が重要なたんぱく源だった私たち日本人は、古くから魚を多く食べてきましたが、厚生労働省の調査によると、数年前から日本における魚の消費量は肉の消費量を下回るようになりました。一方で、日本人のたんぱく質摂取量は2000年頃を境に減り続け、十分な量が得られていないことが分かっています」

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このことから、肉は脂質が多いためたくさん食べてお腹が満たされたように感じても、実はたんぱく質はそれほど摂れていないということが考えられます。
たんぱく質は人間の体の20%を占め、筋肉や内臓、血液や皮膚、髪の毛など、体そのものをつくる大事な栄養素。この傾向は心配です。
そんな現状を踏まえ、「鈴廣かまぼこ」では一昨年から”魚肉たんぱくで世界を健やかに”というミッションステートメントを掲げ、その普及に力を入れてきました。

思いを募らせようやく果たした長友佑都選手との出会い

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時系列が前後しますが、さかのぼること4年前。
鈴木さんの父であり「鈴廣かまぼこ」の現社長である鈴木博晶さんとともに、夜、テレビを見ていた時のこと。
「長友選手の密着ドキュメンタリー番組で、ご自身が実践している”ファットアダプト食事法”について言及していて、その際に魚由来のたんぱく質がいかにアスリートの体によいものなのかを語られていたのです。この時、隣にいた社長と、これだ!と盛り上がったのを覚えています。これがきっかけで、”いつか長友選手とかまぼこをコラボさせたい”という目標ができました」
当時は漠然としたものでしたが、そんな野望を周囲に語っていたところ、転機が訪れたのは約1年前。
別プロジェクトで関わった方に長友選手の専属シェフである加藤超也さんを紹介してもらい、鈴木さんの思いは長友選手の耳に届くことに。
「私たちの取り組みに強くご賛同いただき、話はとんとん拍子で進みました。加藤シェフも全力で取り組んでくださったので、今回、異例のスピードでプロジェクト発足の運びとなりました」

プロジェクトの第一歩は「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾」

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4年越しの思いが実り、満を辞して誕生した「魚肉たんぱく同盟」。
活動の第一弾として開発したのが「フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾(ちょう・かまぼこ)」です。
「”2022年のW杯に挑む長友選手”、”新たなジャンルに挑戦する鈴廣かまぼこ”、そして”スポーツやトレーニングにチャレンジする世界中のみなさん”の”挑”の気持ちを名前に込めました。長友選手ゆかりの地であるイタリアやフランス、スペインの料理をかまぼこで再現し、まずは抜群においしい。しかもヘルシーなのに上質なたんぱく質をメインにさまざまな栄養素が摂れるので機能的で、化学調味料・保存料不使用なので体に優しい。まさに理想的なプロテインバーが完成しました!」
こう鈴木さんは胸を張ります。

■フィッシュプロテインバー 挑・蒲鉾

「この商品は、アスリートやトレーニング中の方はもちろんですが、子供たちにもぜひ食べていただきたいです。長友選手も息子さんたちが好んで食べていると喜んでいらっしゃいました。
また以前から、かまぼこでお子様が魚嫌いを克服したという親御さんからの嬉しい声も少なくなく、かまぼこが魚食のよいきっかけになればと思います。私にも1歳と3歳の子供がいますが、弊社のかまぼこは化学調味料・保存料不使用なので安心して食べさせられます」

アスリートからスポーツキッズまで多くの挑戦の支えになりたい

「魚肉たんぱく同盟」は今後、どのように活動の幅を広げていくのでしょうか。
「ひとつは、アスリートやトレーニングに励む方々の技術、フィジカル、そしてマインドといった、三方面からのサポート。そしてもうひとつは、子供たちの食育に力を入れていきたいです。さらには、こうして魚食の文化を盛り上げることで、水産業界全体が活性すれば最高ですよね。壮大な構想ではありますが、長友選手や加藤シェフと一緒なら不可能ではないと思っています」
こう力強く語る鈴木さん。
さまざまな構想が水面下で進んでいるという「魚肉たんぱく同盟」。これからの動向からも目が離せません!

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