#113「足るを知るということ」

最上思考の私

ストレングスファインダーという能力診断テストがあります。
私はこのテストで、最上思考という特性が最も強いと診断されました。
この特性は一言で言うと
「優秀であること、平均では無く」
ということだそうです。

ですから、今あるものよりもよりよいものを目指すというのは
自分にとっては自然な行動であるようです。

この性質は、裏返すと「満足しない」ということになります。
確かに、報告書を作る仕事をしていると、時間のある限り修正と改善をしてしまいますし
動画を作っていても、時間さえあればより面白くなるように考え
気がついたらテロップだらけになってしまって
わかりにく本末転倒になってしまったりしています。

ですから、足るを知る、という概念はとても大事だと思っています。

猿の嫉妬

嫉妬は人間独自の感情のように語られることがありますが
ある実験では猿でも嫉妬をするということです
この実験では、2匹の猿に、片一方にはキュウリを
片一方にはブドウを与え続けると
キュウリばかりを与えられる猿は
最後には怒り出すということです。

面白いのは、同じ猿に他の猿が以内状況で
キュウリを与え続けても
気にせずたべつづけるということです。

つまり、人をはじめとする猿人類の
嫉妬や怒りというのは、
他者がいて始めて成立するということで
同じように、満足するというのも
他者がいなければ、きっと満足できるのではないかと思うのです。

私もYOUTUBEをしていて
先日1000人登録を達成して
その時はうれしかったのですが、
同時期に始めていた他の釣りYOUTUBEやってる人が
先に1000人達成していて
登録者も自分より多い状況に
素直に喜べない状況があります

もっと、自分の達成したことを
素直に喜ぶべきだな・・・
ひとまずの目標達成した時ぐらいそう思いましたし
同時に、どこまで登録者が増えても
きっとだれかと比較して嫉妬して
そうやって本当の満足は得られないのだとも思いました。

幸せのための欲望

人は欲望によって進化してきたと言われることがあると思います。
出所はちょっとわかりませんが
なんとなく解ります。

アニメ好きの人ならガンダムユニコーンでの
「それでも!!」っていうセリフでピンとくると思うのですが・・・
すみません、万人に解る例ではありませんでした(>_<)

まあ、とにかく、
私の最上思考の特性をはじめ
より良くなろう、より利益を得よう
より快適に、より簡単に・・・・
人の欲望はきりがなく
この積み重ねが進化を促進してきたと考えるのは妥当かなと思います。

しかし、欲望に際限は無く、先の猿のキュウリや私の登録者数のように
満足とは他者がいる限りできないということになります。
言い換えると、自分のための欲望は
決して満足されず
幸せにはなれないということです。

情けは人のためならず

という言葉があります。
この言葉は、人を助けたら回り回って自分が助かることになるよ
という意味に取られることがありますが、
実際には
自分の欲望を満足するには
他人の欲望を満足させることが必要で
人を助けたりすることが
自分の幸せにつながるということというのが本質な気がします。

自分で自分が欲しいものを買った時
買った時はうれしくて満足しますが
すぐに他のものが欲しくなります。
一方、恋人や友人に
その人のことを思って何かを買ってプレゼントしたとして
それを喜んでくれて
いつも使ってくれるというような状態になったとき
この買い物で得た満足というのは
その人との関係が続く限り
そのものを使ってくれる限り
続くものだと思います。

自分の欲望は底の抜けたバケツのように、いくら注いでも溜まることはありませんが、
他人の欲望を満足させてあげられたとき
それはずっとつづくし、ちゃんと溜まっていくもののように思います。

日々満足・幸せを意識しよう

ということで、
足るを知るということについて考えてみました。

足るということは
一時的にでも満足するということで
欲望に際限はないし、
他人と比較する限り永遠に満足は来ないということなので、
しっかり、そういうものだということを意識しないと
満足・足るという感覚は得られないということなんだなあ
と思いました。

また、
より満足感を得たいなら
他者の欲望・願望を叶えてあげるということが
結果的に自分の満足・幸せを得るために
効率的だということも思いました。

情けは人のためならず
足るを知る

意識して行動したいと思います。

#足るを知る
#情けは人のためならず

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