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インフラ技術+英語の両方を効率よく勉強するには

掲題に関する、私のおすすめは「環境を変えてみる」です。

わたしが現在所属している会社はいわゆる古くからある外資系IT企業なのですが、コンピテンシーモデルと呼ばれる、特定の技術に特化して仕事を担当する仕組みになっています。

具体的には、ネットワークやる人はネットワークだけ、サーバをやる人はサーバだけ、データベースやる人はデータベースだけ、といった具合です。
そのため私も、ネットワークという1点だけを集中してスキルを研鑽をしてきました。

ただし、最近ではパブリッククラウドが世間に浸透してきたこともあって、正直ネットワークだけでは仕事の幅が広がらず、優秀なSEとしても認識されない、という状況に社内の雰囲気も変わってきました。

そんな背景もあって、一つだけのスキルから脱却、ついでに「英語もやるか!」というマインドセットでクラウド関連の部門へ異動しました。(実は一回会社でてからの出戻りですが、この話は機会があれば別Noteに記載したいと思っています)

その結果はどうだったかというと、非常に良い選択をしたと思っています。まだクラウドの仕事に従事しはじめて半年も経っていませんが、変化の目まぐるしさについていくのでやっとです。

具体的には日本のお客様のクラウドサポートを行っていますが、質問はネットワークに限らず、サーバ、ストレージ、セキュリティ、CDN、Kubernetes関連など多岐の質問に関わるようになりました。

現在NW、Securityを中心とした回答を行っていますが、お客様からの問い合わせはチャットもあるため、全分野で適切なグローバルチームへHandsOffするなど、視野が大きく広がったと思います。

クラウドのサポートチームに異動してからは、英語での文章を書くことが圧倒的に増えました。最初の1ヶ月は中学英語(TOEIC600前後)程度しかできない自分は、本当に苦労しましたが翻訳ツールも駆使しながら(笑)、とにかくお客様に迷惑をかけずに英語で回答することに頭をフル回転していました。恐ろしいことに、今は英語で回答を作ることに違和感は全く無くなりました(完璧な英語ではなく、伝わる英語で素早く回答しています)。

また、ネットワークは、他社製品を扱っているため、グローバルのベンダーとの折衝が必須で、英語でのWeb会議が頻繁に行われます。相手の音声品質が悪かったり、かつ技術的にもその製品の理解が十分でない中で、グローバル会議は本当に大変です。そのため、お客様の課題を会議前に英語で資料にまとめておき、話す内容を作文しておく事で(何とか)海外のSEに課題共有ができるようになってきました。

およそ半年ではありますが、今まで10年ほど日本のお客様へネットワーク業務で培ったスキルをフル活用しながら、知らない技術をすぐに調べる&自分なりの仮説で回答を見立てて、グローバルとコミュニケーションを取り仮説が正しいか検証していく。そんな習慣がついてきましたが、情報の「インプット量」「アウトプット量」の分量の割合が本当にちょうど良く、社会人になってから”今”が一番成長している実感があります。

上記の経験を踏まえ、インフラ技術と英語を効率的に学習する方法は、クラウドのグローバルチームの一員になってしまうことが、効果的でオススメです。(結果的に、一度退職するくらい大変な道のりでしたが。。)
そして、きっとインフラ技術や英語だけに限った話ではなく、成長したいというマインドがある方は環境へのチャレンジを繰り返すことがとても有効だと思います。(自分なんか、、と思わずこれからも新しいことにチャレンジしていくことが大事だと思うようになりました。)

みなさんも、何か小さな事から新しいことをポチってみてください!(わたしの好きなYoutuberまこなり社長からの受け売り)




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